迫真の演技は関西随一の怖さと毎年評判、
横溝ミステリーをベースに八つ墓の祟りが甦る!
お芝居か映画のようなベタな雰囲気からは想像できない怖さなのです |
関西で「怖いお化け屋敷は?」と聞くと必ず挙がるのが夏のエキスポランド。怖さの秘密はやはりお化けが違うからでしょうか。ここエキスポランドのお化けは本業が役者さん。演技を演技と思わせないアクション、本物と見紛うメイクアップは、モノの違いを感じさせます。
そんなわけで毎年楽しみにしているエキスポランドのお化け屋敷ですが、今年は人が演じる幽霊屋敷「横溝正史ミステリー 八つ墓村」。
巨匠横溝正史が著した「八つ墓村」のストーリーはご存知ですか? ……八つ墓村がそう呼ばれるようになったのは、戦国時代、8人の落武者がとある村にたどり着いた頃に遡る。やっとの思いで敵から逃れた落武者たちだったが、欲に目がくらんだ村人たちは惨殺し、彼らが持っていた黄金を横取りしてしまう。しかしその後、その惨殺の首謀者である村長がある夏気を狂わせ、7人の村人を道連れに自らの首をはねて自害。村人たちはこの事件を落武者の祟りと恐れた。以来、この村は八つ墓村と呼ばれるようになった。そして現代。戦国時代、落武者惨殺の首謀者の子孫が、今度は32人を惨殺するという事件を起こす。しかし、以前と違うのは犯人が見つからなかったこと。そして再び、八つ墓村は新たな連続殺人事件の舞台に。そこに現れた名探偵金田一耕助は、血塗られた事件の真相を見つけることができるのか……。
暗闇の恐怖、そこを歩かなければならないプレッシャー、そして迫真の演技を見せる役者さんたち。横溝作品を読んだ方ならおわかりでしょうが、あのおどろおどろしい世界観を忠実に再現。何度も映画化されている作品を上回る臨場感。お芝居の舞台中に入り込んでいるとも言えますし、ある意味そこは現実。究極の恐怖が味わえます。金田一耕助と共に謎を解く…そんな余裕があればいいのですが。
なお、期間中に全身お化けの扮装の方は、入園無料になります。「横溝正史ミステリー 八つ墓村」をとことんまで極めるならこんな楽しみ方もありますよね。
《人が演じる幽霊屋敷「横溝正史ミステリー 八つ墓村」DATA》
●開催場所/園内催しホール
●開催期間/9月12日(日)まで ※9月水休
●開催時間/7月と9月12日までの土日13:00~21:00、8月13:00~21:30、9月の平日13:00~17:30 ※水休(8月は無休)、入館は閉園30分前まで
●料金/5才以上1名1回500円 ※入園料別途
《エキスポランドDATA》
●住所/大阪府吹田市千里万博公園1-1
●地図/Yahoo!地図情報
●アクセス/大阪モノレール「万博記念公園」駅下車すぐ、名神高速・近畿道・中国道吹田ICから車で約5分
●営業時間/7月と9月4・5・11・12日は9:45~21:00、8月9:45~21:30、9月の平日9:45~17:30 ※水休(8月は無休)、入園は閉園1時間前まで
●入園料/おとな(13才以上)1,100円、フリーパス(入園+のりものフリー)おとな3,800円、他
●お問い合わせ/Tel. 06-6877-0560
※以上の記事・データは2004年7月の情報を基に書かれています。
【関連サイト】
◎その他のお化け屋敷についてはこちら⇒最恐!お化け屋敷
◎残りの夏休み、All Aboutならまだまだネタは目白押しです⇒夏休み旅行&イベント