通行は自己責任、安全第一で

林道での注意看板
通行止めになっていなくても、一般道と林道は事情が違う。より安全を意識して走ろう

とはいうものの、誰もが心配するように、林道というのは一般の道と違った危険がある。一般車が通行できる場合でも、それは「行ってもいいけど自己責任で」ということ。ここで、林道を走るときの注意を書いておこう。
●前方の路面状況を確認してゆっくりと
一般道のような道路整備は行われていないのが普通。未舗装路で凹凸が多いのはもちろん、急斜面なのにガードレールがなかったり、場所によっては大きな石がころがったまんまだったりする。下回りを打ったり脱輪したりしないように、路面状況を見ながらゆっくり走ろう。万一動けなくなったりして助けを呼ぼうと思っても、林道では携帯が通じないことが多い。交通量も少なく、通りがかりのクルマに助けを求めることも難しかったりするのだ。


●歩行者に注意
林道はハイキングコースの一部になっていることも多い。また、春から初夏にかけては林道沿いで山菜採りをしている人もいる。

●対向車だってある
林道工事のダンプが突然現れることもある。クルマが少ないからって、いい気になって飛ばしすぎないように。カーブミラーなんかない方が普通。少し先のコーナーが見える場所では、対向車の有無をチェックしよう。すれ違うときは、あまり路肩に寄りすぎないように。ゆっくりでいいから安全なスペースのある場所までバックしよう。

●悪天の時は避ける
未舗装路では深い水たまりができていたり、道路を横切って濁流が流れていることもある。また落石や倒木の可能性も心配。風雨が強いときなどは、知っている道でも避けた方がベター。

●深入りしないように
泥だらけの道
雨のあとなど、ぬかるみ状になってわだちが深く掘れていることも多い。不安を感じたら無理をせず引き返そう

いきなり通行止め、なんてのはまだいいけれど、あまり使われていない道では、少しずつ路面の荒れがひどくなっていったり、道幅が細くなっていったりする。何とかなると思って突っ込むと、いきなりわだちにはまって動けなくなったり、Uターンする場所が見つからなかったりするもの(僕も何度か経験があります)。どうしようもなくなる前に見切りを付けよう。狭い道ではUターン場所をチェックしつつ進むことも大事。たとえば舗装路であっても道の上に踏まれていない小枝があったり、落ち葉がたまっていたりしたら、その先は行き止まりの証拠。また、わだちが続いているとしても、普通のクルマで行けるとは限らない。はるかに走破性の高いクロカン4WDなどの可能性があるからだ。


なんだか脅かしてしまったけれど、4WDでなくっても、普通のクルマでもたいていの林道は走行できる。ぜひ、時にはいつものルートから寄り道して自然の中へ入ってみよう。