伊豆高原を過ぎたら静かな旧道を走ろう
伊豆高原を過ぎ、赤沢観音を右に見ると旧道への分岐。道路標示には進行方向の地名が書かれていないので見落とさないように |
城ヶ崎入口の交差点でR135に合流して、ほんの1kmほど南下すれば、伊豆急行を渡る陸橋の手前に旧道への分岐がある。対向車に注意しながらここを右折だ。
ちなみに東伊豆を走る現在のR135は、その昔はほとんど有料道路で、この旧道はかつてのメインルート。道は細く、今から考えると信じられないほどだけど、現在は地元の生活道路として利用されている。しばらく走れば海を見下ろす崖の上の道となり、眼下に国道が見えてくる。大川、北川、熱川などの温泉街も現在は国道沿いに発展しているので、交通量は少ない。集落の中を走るときには歩行者に気を付けて。時折、ガイドブックにも出ていないような小さな観光スポットや展望台への案内板があったりするから、そんな場所を探検してみるのもいい。
■東伊豆旧道マップ |
旧道は熱川の先で途絶えてしまうので、熱川の南、奈良本交差点で国道に合流。寄り道するならもっと手前で熱川方面に向かえば、熱川バナナワニ園の横を通って温泉街に入れる。海辺に出て左折すれば立ち寄り湯の高磯の湯、そのまま進めば行き止まりの穴切湾。何があるってわけじゃないけど、ちょっとした穴場の絶景ポイントだ。
熱川に出たなら、来た道を戻らずにそのまま海沿いを走れば片瀬白田で再び国道に合流する。
片瀬白田からは国道を南下し、友路トンネルを過ぎてから稲取高校入口の交差点を鋭角に右折。ぐるんと回って国道の下をくぐり、海へ向かって下っていく。下りきったところが旧道だ。そのまま道なりに行けばもう稲取漁港の中。名物の金目鯛を食べる店を探すもよし、足湯に寄ってみるのもよし。
■東伊豆町観光協会
観光スポット、イベント案内など。大川の磯の湯、北川の黒根岩風呂、熱川の高磯の湯など立ち寄り湯の情報もある。
■熱川バナナワニ園
単にワニと熱帯植物だけじゃない。レッサーパンダの繁殖でも国内有数の施設。ジュゴンに近い仲間のアマゾンマナティもいる。花好きなら熱帯性スイレンの美しさに満足するはず。
渋滞クリアにも効果あり!
旧道はセンターラインのない場所もあり、コーナーも多い。眺めがいいからって邪魔な場所にクルマを停めないようにね |
このコース、連休渋滞を避ける時にも効果は高い。特に上りのR135は伊豆高原の前後で渋滞するから、その大部分をパスできるのが大きいんだ。ただし前にも書いたように旧道は地元の生活道路。道も狭いので歩行者や対向車には注意して走って欲しい。伊豆高原から小田原までの区間では、あまり混んでいる時期なら伊豆スカイライン回りの方が早く帰れるだろう。