ワインディングルートを楽しみながら湯河原へ
椿ライン下部の桜。センターラインはあるけれど道幅はそれほど広くないので慎重に |
大観山からは伊豆スカイラインや芦ノ湖方面へ向かうクルマが多いけれど、今日は湯河原への椿ラインを下ってみよう。ターンパイクよりは道幅は狭く、コーナーも小さくなるからエンジンブレーキを使いながら安全運転で。最初のうちは傾斜が緩いけれど、南側の視界が開けたあたりから急カーブの道が続く。ここはバイク乗りも集まる場所なので対向車には注意。途中、白銀林道との合流点には駐車スペースもあり、展望台もあるから、ドライバーはそこまでよそ見をガマンして慎重に運転しよう。ちなみに白銀林道へ左折すれば小さなトンネルがあり、その先からしとどの窟への歩道が下っている。ここは源頼朝が石橋山の合戦で敗れたときに隠れたという伝説のある史跡。水がしたたり落ちる洞窟の中に石仏や石塔が並んでいて、ちょっと怖い雰囲気だ。ただしかなり急坂なので、戻ってくるときにはゼイゼイ言ってるかも。
椿ラインをさらに下っていけば、桜並木が現れてくる。老木が多いけれど、道が狭いだけに桜に包まれるような感覚が味わえるはずだ。
足湯といっても、独歩の湯は裸足で遊ぶ公園みたいな場所。バリエーションを楽しみながら温まろう |
椿ラインを降りきれば奥湯河原。歩行者も多くなってくるのでスピードダウンして、温泉街の風情を味わいつつ下ろう。湯河原の中心部にある万葉公園には立ち寄り湯の「こごめの湯」や、カップルで楽しめる足湯の「独歩の湯」があるから、ちょっと休憩していくのもいい。もちろん花見だって楽しめる。
■Webゆがわら
湯河原温泉観光協会の公式サイト。ライトアップされる千歳川沿いの桜情報、独歩の湯の紹介などもある。
ライトアップされたしだれ桜を愛でて歩く
湯河原から東京方面へ帰る場合、真鶴道路が渋滞の名所なんだけど、花見ドライブならまだまだ見どころが待っている。とりあえず旧道に入って真鶴へ。JR真鶴駅近くの駐車場にクルマを止めて、歩いて3分ほどの荒井城址公園では、「しだれ桜の宴」が3月29日から4月9日まで開催中だ。鍋の提供やハワイアンの演奏、琴の演奏などイベントが開催されているほか、夜間はしだれ桜がライトアップ。ソメイヨシノとはまた違った幻想的な花風景が満喫できる。
真鶴からは、そのまま旧道で小田原へ。旧道沿いには桜が多く植えられていて、のんびり走っていくには最高。コーナーは多いけれど新道よりは混まないし、ちょっと渋滞したって花の下ならうれしいくらいだ。
夜のしだれ桜。4月9日までのしだれ桜の宴期間中、21時30分までライトアップされている。伊豆方面からの帰りに立ち寄るのもいい |
■真鶴町商工会
しだれ桜の宴イベント情報や、開花情報を知るならここ。