台湾でお茶を学ぶ、こんな目的で台湾を訪れる人が増えています。しかしながら、詳細な紹介や信頼のおける場所をさがすのに苦労したり、時間を費やしてしまう人も多いことでしょう。どこへ行けば限られた時間内に学べるのか、学ぶ内容、言葉の問題など、不安材料がたえないのが実情です。
そこで、今回は台北市にある「竹里館」をご紹介しましょう。竹里館は、渡辺満里奈さんの本「旅ぶくれ たわわ台湾」で旅行者にも有名になった茶藝館です。現地駐在の日本人の間では、以前から知る人ぞ知る信頼のおける茶藝館。実はここで茶道講座が開かれており、短時間でお茶を少しだけ知ることができると、なかなか人気の講座なんです。店主の黄さん
竹里館の店主、黄さん。心からお茶を愛して止みません。商業に走らずに、自分の納得いく味だけを求めている黄さんのもとには、日本人のみならず中国や香港、アメリカなど世界からお茶を愛する人が集まります。彼の信条は、「生活の中で、飲みたい時においしいお茶をいただく」。だから堅苦しい作法や雰囲気からわざわざ作る必要がないのです。「おいしいお茶をいただく一つの方法」を、黄さんが直々に教えてくださいます。(講座内容は下に記します)
黄さんは日本に滞在したこともあり、簡単な日本語会話は問題ありません。
お茶の香りを確かめる黄さん。実際にいろんなお茶を試飲しながら講座が進められます。
●竹里館
台北市民生東路三段113巷6弄15號
電話02-2715-1169
<お茶講座の詳細>
※2004年12月現在、お茶講座は2種類になりました。お好みのコースをお選びいただけます。
●コースA
所要時間:1回2時間(1回で終了。ご希望の日時に合わせて、平日の午後、もしくは日曜日の午前開講)
費用:1人NT$3,000(できれば4名以上でご参加ください。お一人の参加でも問題ありませんが、3名以下ですと、他の受講希望者と同席になる場合もありますのでご了承ください)
講師;竹里館店主 黄徳昌さん
場所:茶九會館(台北市民生東路5段69巷1弄14号)
電話02-2769‐1585/02-2769-5696(14:00~20:00)
FAX02-2761-1828
*台湾以外の国からかける場合は、886-2-2769-xxxxとなります。
*参加ご希望の方は、直接茶九会館へご連絡ください。
予約の際、「All About台湾サイトを見た」とお伝えください。
内容:台湾の茶葉を中心に進められる。
1 茶葉簡介(茶葉の簡単な紹介)
台湾産の五大茶(包種茶、凍頂、高山、白毫烏龍、鉄観音)の紹介
2 茶葉の鑑定方法
香り、味、味わい(滋味)、韻味など
3 黄さんセレクトの3種類のお茶の試飲体験
4 質議応答
終わりに、茶壺(急須)1個もしくは茶葉(高山茶)のどちらかをお土産でもらえます。
●コースB
費用:1人NT$1,000
講師;竹里館のスタッフ(黄さんからお茶を勉強したスタッフが講師となります)
場所:竹里館(台北市民生東路三段113巷6弄15號)
電話02-2715-1169 / FAX02-8712-2787
内容:台湾の茶葉を中心に進められる。
1 お茶のいれ方(功夫茶)
茶壺(急須)の取り扱い方、香りの楽しみ方および試飲
2 自分でいれてみよう
阿里山金萱茶を自分でいれてみる。(北京宮廷菓子付き)
3 質議応答
終わりに、茶葉(清香烏龍茶)がお土産でもらえます。
講座についてのお問い合わせはtraveltaiwan@im.allabout.co.jpまで。
講座の申し込みは、各自でお願いします。
こうした場所で、台湾産のお茶の特徴を簡単につかんでおけば、自分の好みの味を見つけやすくなるし、選ぶ時の参考にもなると思います。
お茶を飲む時間を楽しんでくださいね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。