イギリス/イギリス基本情報

イギリス旅行のチップ(4ページ目)

私たち日本人には、馴染みのない「チップ」の習慣。チップを渡すべき場面の判断方法やチップのカンタン計算方法ナドナド、イギリスのチップ事情を詳しく解説!

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

タクシーでのチップの払いかたと目安

ブラック・キャブ
タクシーでのチップの渡し方は、「おつりは取っておいてください」がスマート
タクシーでも、チップは基本のカンタン計算式を。

【請求金額のポンド以下の端数を切り上げ】×10% +【キモチ】

タクシーの精算は、車を降りて助手席の窓から手渡すのが通例です。チップの渡し方は、次の二通り。
(1)請求金額を一旦支払って、おつりの中からいくらか手渡す方法と、
(2)支払いの時にチップ込みでキリのいい金額を言って、その金額を渡す方法。

タクシーでは原則として現金払いなので、ドライバーさんのおつり計算を簡単にして、支払いを早く済ませるために、私は通常(2)の方法をとっています。

たとえば請求金額が8.70ポンドだった場合には、10ポンド札を渡して
「おつりはとっておいてください」
(Please keep the change.=プリーズ キープ ザ チェンジ)
と言えば簡単。

もしちょうどいい現金がなく、おつりをもらいたい場合には、お金を渡す時にチップ込みで支払いたい金額を告げます。20ポンド札を渡して
「10ポンドにしてください」
(Please make it 10 pounds.=プリーズ メイク イット テン パウンズ)
と言えば、ドライバーはチップ込みで10ポンドを受け取り、10ポンドのおつりを返してくれます。

ホテルでのチップの払いかたと目安

小銭
ホテルではチップを渡す機会が多いので、1ポンドと50ペンスを入れた別のお財布を持っておくと便利です
ホテルでは、ポーターに荷物を部屋に運んでもらったときやルームサービス、部屋の不具合を調整してもらう場合など、自分の部屋に係りの人が出向いてくれたときにチップを渡す、と考えましょう。

フロント係やコンシェルジュに対しては基本的にチップは不要ですが、無理なリクエストに応えてくれた場合や、懇切丁寧にアドバイスをくれた場合などには気持ち手渡しても良いでしょう。

ホテルでは何かとチップを渡す機会があるので、チップ用として小銭(1ポンドや50ペンス)を入れた別のお財布を常備しておくと便利です。

チップの目安は、ポーターが荷物を運んでくれた場合は、荷物一個につき1ポンド。ルームサービスなどで部屋に係りが来てくれた場合にも、一回につき1ポンドを。

枕銭は、ホテルや清掃担当者によってまちまちで、置いておいても受け取らずにそのままになっている場合もあります。ただし、部屋をとても汚してしまって特別丁寧な掃除が必要になる場合などは、メモと一緒に小銭を置いておくとよいでしょう。

さぁこれでもうチップの基本は大丈夫! スマートにチップを渡せるようになれば、旅もぐんと楽しくなるはず。臨機応変に、あなたの【キモチ】を渡しましょう。そして、渡すときには笑顔で「ありがとう」を忘れずに!


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