切り裂きジャックを疑似体験。被害者の幽霊と出会う

『図説 切り裂きジャック』
切り裂きジャック研究の一人者が解説する、事件の詳細解説。画像クリックで詳細が見られます。
「切り裂きジャック(Jack the Ripper)」は19世紀のロンドンを恐怖の底に陥れた、連続殺人鬼。1888年8月から2ヶ月の間に少なくとも5人を殺害し、臓器を持ち去ったという未解決の怪事件は、今でも人々の興味をかきたてます。

そんなわけで、ロンドン観光で数あるツアーの中でも根強い人気を誇るのが、切り裂きジャックの犯行現場をめぐるウォーキング・ツアーです。切り裂きジャックの犯行現場は、東ロンドンのごくごく狭いエリアに集中しています。ですから、歩いてまわるのも簡単です。でも、100年以上前の事件とはいえ、殺人現場をめぐるツアーというのはどうもね……と思うのは、私だけでしょうか??

では簡単に、切り裂きジャックの足跡と5つの現場をたどってみましょう。

第一の被害者:メアリー・アン・ニコルス 【現場: Durward Street 地図】
喉を切り裂かれ、腸が飛び出した状態で発見。メアリーの霊は、この通り脇の溝に横たわっているのを目撃されています。
第二の被害者:アニー・チャップマン 【現場: Hanbury Street 地図】
メアリーと同じく喉を切り裂かれ、子宮と膀胱を持ち去られました。現場は、Hanbury Street の29番地。現在多目的スペース「Old Truman Brewery」の一部となっていますが、この地下倉庫にはアニーの霊が彷徨っているといわれています。
第三の被害者:エリザベス・ストライド 【現場: Henriques Street 地図】
アニーが襲われた直後、すぐ近くのBerner Street(現Henriques Street)で殺害。切り裂きジャックは”仕事”半ばで通行人に見つかりそうになり、逃走したと見られています。
第四の被害者:キャサリン・エドウズ 【現場: Mitre Square 地図】
子宮と腎臓が切り取られた上に、はらわたがごっそり取り出された状態で発見。キャサリンの幽霊は、毎年9月30日に、このMitre Squareに横たわっている姿で現れるのだそうです。
第五の被害者:メアリー・ジェーン・ケリー 【現場:現在のクライスト・チャーチ脇。地図】
唯一路上ではなく自宅内で殺害されました。5人の中では最も残虐な姿で発見されています。

100年以上たった今、真相は闇の中……真犯人は、被害者の霊のみぞ、知る?

切り裂きジャックツアー(Jack the Ripper Walk)

>>次のページでは、切り裂きジャックに並ぶ有名な連続殺人鬼と、魅惑の味の「人肉パイ」のお話です。