「偶然に」撮れちゃった写真なら問題ナシ?!

ウィリアム王子とケイトさんの抱擁写真は、2人がスイスのツェルマットにスキー旅行に出かけた時のもの。「偶然に」同じスキー・リゾートにいたイギリス人、ジェームス・チェリントンさんが、「偶然に」見かけて撮影したのだそうです。

2人の合意なく撮影された写真ではありますが、チェリントンさんは2人を追い掛け回したわけでも、無理やり撮影したのでもなく、あくまで「一般旅行客が偶然に撮ったスナップ写真」という位置づけ。そこで「パパラッチの撮影じゃなきゃ、いいんでしょ?」とばかりに、各紙がドーンと掲載したわけです。

チェリントンさんがいくらの報酬を受けたかは定かではありませんが、前ページの相場から考えると、軽く数千ポンドは超えているでしょう。高級リゾートに行ったモトは、じゅうぶん取れたに違いありません。


あなたも一枚の写真で、一攫千金……かも?

携帯電話
携帯カメラでもスクープ性が高ければじゅうぶん!
そう。もはや、セレブの「敵」はパパラッチだけではないのです。

携帯電話のカメラだって、そこそこキレイな写真が撮れるご時世。小型のデジカメを持ち歩くのだって普通のことです。画質こそプロの腕にはかなわなくても、一般の人たちが「決定的瞬間」を撮影することは、じゅうぶん可能な時代になりました。つまり、あなたにも、スクープ写真で一攫千金のチャンスがあるワケです。

最近では、このような現象を指して「市民ジャーナリスト(citizen journalist)」という表現が定着してきました。スクープ写真を撮った一般投稿者を指す言葉として、「スナップ写真」と「パパラッチ」を合わせて「スナパラッチ(snaparazzi)」なんていう造語も登場しています。

たとえば、ゴシップ誌の『heat』では、セレブの目撃情報コーナーがありますが、ここで「カメラに向かってポーズをとっていない、自然体のセレブ」の写真を一般から募集しています。「スーパーでお買い物中のジュリア・ロバーツ」のようなハリウッドのA級セレブから、電車で爆睡中のイギリスC級セレブまで、携帯電話のカメラやデジカメで撮影されたスナップ写真が載っています。ここで採用されれば、謝礼は一律200ポンド(約4万8000円)です。

セレブの写真だけでなく、たとえば2005年7月7日のロンドン地下鉄同時テロのように、その場に居合わせた人しか撮影できない写真には、大きな価値があります。世界中のメディアで紹介されたテロ現場の写真の多くは、そんな一般の人たちが撮影したものです。


スクープ写真が撮れたら、どうしたらいい?

スクープ写真は撮れたけど、どうやって新聞社やエージェンシーと交渉すればいいか分からない……そんな人のために登場したのが、投稿写真専門のウェブサイト。自分の撮った写真をアップロードしておくだけで、メディアとの交渉はウェブサイト側でやってくれます。

その代表的なものが「スクープト(Scoopt.com)」です。使い方はとてもシンプル。まずは会員登録をして、写真が撮れたらウェブサイトにアップロードするだけ。もしその写真が売れたら、販売価格の40%が撮影者に支払われるという仕組みです。

また、ビッグ・ピクチャーズなどイギリスの大手フォト・エージェンシーも、一般からの投稿を募集するようになりました。ここには「売れる写真の撮り方」なんて解説もあったりして、なかなか面白いですよ。

あなたも、一攫千金のスクープ写真、狙ってみる?!


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