イギリス/イギリス基本情報

イギリスクリスマスの営業時間(3ページ目)

日本ではロマンティックなイメージの強いクリスマスですが、イギリスでは様子が違います。実は楽しいだけじゃないイギリスのクリスマス。知らないととっても困る、ロンドン版クリスマスサバイバルガイド、必読です!

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

パーティーのお約束

トラファルガー広場のツリー
トラファルガー広場に飾られた巨大ツリー。夜には美しくライトアップされ、クリスマス気分を盛り上げてくれます
12月に入ってから23日までは、あちこちでクリスマスパーティーが開かれます。招待状が届き始めるのは10月中旬ごろから。大抵の招待状には「RSVP」(=要返答)と書かれているので、出欠のいかんに関わらず、必ず返事をしましょう。

パーティーに招待されたら、日時とともに必ず確認したいのがドレス・コード(=服装のきまり)。カジュアルなディナーパーティーであれば普段着で構いませんが、「ブラック・タイ」(Black tie=正装)と書かれていたら、男性はタキシード、女性はイブニング・ドレスを。カジュアルなパーティーでも、「fancy dress(=仮装)」の場合はドレス・コードを守って。テーマは「masquerade(=仮面舞踏会)」「80s(=80年代風)」「Elvis(=エルビス・プレスリー風)」など、ホストのセンスによって様々です。中途半端より、思い切りなりきったほうが楽しめますよ。

パーティーは、新しい友人をつくる良い機会です。フォーマルな席では共通の知人(大抵はパーティーのホスト)の紹介を受けて会話を始めるのがマナーですが、カジュアルなパーティーなら、気軽に話しかけても大丈夫。ただし、イキナリ個人的な質問をしたり、長々と話し込むのは避けましょう。もし苦手なタイプの人につかまってしまったら、適当なところで「It was nice to meet you. Excuse me.」と言って移動すれば、失礼にはなりません。

クリスマスカードの準備は早めに

日本の年賀状にあたる、季節のご挨拶状がクリスマスカードです。ただ年賀状と違う点は、やりとりする期間が長いこと。クリスマス・デーの2~3週間前から投函して、受け取ったカードは壁に貼ったり暖炉の上に置いたりして飾りつけます。様々なタイプのカードが市販されていますが、自分だけのオリジナルを創作する人も。

クリスマス・デーを過ぎてカードが到着するのは基本的にご法度です。くれぐれも投函の締め切りを守りましょう。イギリス国内だと、ファーストクラス料金(32ペンス)で6日前まで、セカンドクラス料金(23ペンス)で10日前までが目安です。毎年、ロイヤル・メイル(Royal Mail)は投函日の目安を発表しています。投函日の確認は、こちらから。

クリスマスカードやクリスマスツリーなどのデコレーションは、新年の1月6日まで飾っておきます。この日を過ぎても飾っておくのはタブーとされているので、6日にはキレイに片付けましょうね。

そんなこんなで楽しいだけじゃないクリスマス。それでもやはり、ナゼだかみんなが優しい気持ちになれるのもクリスマス。「Just because it's Christmas..(だって、クリスマスだから……)」なんてはにかみながら、大切な人に普段伝えられない気持ちを伝えたり、慈善活動をしてみたり、なんてことができるのは、クリスマスの魔法なのです。
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