イギリス/イギリス基本情報

イギリスクリスマスの営業時間(2ページ目)

日本ではロマンティックなイメージの強いクリスマスですが、イギリスでは様子が違います。実は楽しいだけじゃないイギリスのクリスマス。知らないととっても困る、ロンドン版クリスマスサバイバルガイド、必読です!

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

クリスマスは家族の行事

「ブリジット・ジョーンズの日記」
イギリス人がクリスマスに感じるストレスが垣間見られる映画「ブリジット・ジョーンズの日記」。画像をクリックすると詳細がみられます
日本ではすっかり恋人たちのイベントになっているクリスマスですが、もともとはキリスト教の行事。現代のイギリスでは宗教色は随分と薄れているものの、伝統的に家族と過ごすイベントであることに変わりありません。イギリス人にとってのクリスマスは、日本風に例えると「お正月」と「お歳暮」とが1日にぎゅ~っと凝縮されたようなものと考えると分かりやすいでしょうか。

日本の大晦日から元旦と同じように、イギリスではクリスマス・イヴ(24日)の夜からクリスマス・デー(25日)にかけては、基本的に家族と過ごします。そのため、帰省ラッシュのピークは24日の夕方。列車や飛行機も早くから満席になってしまうので、この時期に旅行を考えている人は、遅くとも2ヶ月ほど前には手配しておきたいところです。

24日の夜には家族、親戚一同全員が集まり、25日のお昼には七面鳥のローストをメインにしたクリスマス・ディナーをいただきます。その後は、家でゆったりと家族団らんを楽しみます。

楽しいクリスマス。でもストレスも最高潮に?!

久しぶりに親戚一同が集まるクリスマス、素敵なひと時ではありますが、同時に最もストレスのたまる時期なのも事実。外に出てもほとんど娯楽のない2日間、ずっと家の中で家族と過ごすのは、場合によってはとても息の詰まるものです。そして恒例のプレゼント交換が悩みの種。日本のお正月は子供たちにお年玉をあげておしまいですが、こちらのクリスマスは、大人にも子供にも、プレゼントを渡すのが習慣。プレゼントにかかる金額も相当なものになるうえ、毎年誰に何を贈るかを考えるのが苦痛になってくるのだとか。

そんなワケで、12月に入ると、クリスマスへ向けた準備で人々のストレスは急上昇! 特にこの時期、クリスマスディナーからプレゼントまで全てを仕切る主婦の負担は相当なものです。一般的には11月上旬から準備を始め、12月20日ごろまでに全て終えるのが理想的。12月の中ごろはそのストレスも最高潮のため、街中の人々が殺気立っているように見えるのは、気のせいではないようです。

さて、次のページはクリスマスのおつきあいマナーについてです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます