クリスマスは家族の行事
イギリス人がクリスマスに感じるストレスが垣間見られる映画「ブリジット・ジョーンズの日記」。画像をクリックすると詳細がみられます |
日本の大晦日から元旦と同じように、イギリスではクリスマス・イヴ(24日)の夜からクリスマス・デー(25日)にかけては、基本的に家族と過ごします。そのため、帰省ラッシュのピークは24日の夕方。列車や飛行機も早くから満席になってしまうので、この時期に旅行を考えている人は、遅くとも2ヶ月ほど前には手配しておきたいところです。
24日の夜には家族、親戚一同全員が集まり、25日のお昼には七面鳥のローストをメインにしたクリスマス・ディナーをいただきます。その後は、家でゆったりと家族団らんを楽しみます。
楽しいクリスマス。でもストレスも最高潮に?!
久しぶりに親戚一同が集まるクリスマス、素敵なひと時ではありますが、同時に最もストレスのたまる時期なのも事実。外に出てもほとんど娯楽のない2日間、ずっと家の中で家族と過ごすのは、場合によってはとても息の詰まるものです。そして恒例のプレゼント交換が悩みの種。日本のお正月は子供たちにお年玉をあげておしまいですが、こちらのクリスマスは、大人にも子供にも、プレゼントを渡すのが習慣。プレゼントにかかる金額も相当なものになるうえ、毎年誰に何を贈るかを考えるのが苦痛になってくるのだとか。そんなワケで、12月に入ると、クリスマスへ向けた準備で人々のストレスは急上昇! 特にこの時期、クリスマスディナーからプレゼントまで全てを仕切る主婦の負担は相当なものです。一般的には11月上旬から準備を始め、12月20日ごろまでに全て終えるのが理想的。12月の中ごろはそのストレスも最高潮のため、街中の人々が殺気立っているように見えるのは、気のせいではないようです。
さて、次のページはクリスマスのおつきあいマナーについてです。