前回参観したウィンザー城から丘を下ってウィンザー・ブリッジを渡り、アンティークショップ、アートギャラリー、カフェなどを横目に見ながらメインストリートを通り抜けると、時代を何百年も遡ったような重厚な建造物群が見えてきます。これがイギリスのエリート養成校として有名な名門パブリックスクール、イートン校です。

日本の時代でいうと室町時代に設立されたイートンは、イギリス王室のウイリアム王子とヘンリー王子の母校としても知られる学校です。今回は、この由緒正しいイートン校と品格の高いイートンの小さな町をご案内します。

パブリックスクールの名門、イートン校

Eaton College
イートン校の学校案内、歴史、見学などに関する総合インフォーメーションは、上の写真をクリック。
イートン校は、1440 年に国王ヘンリー 6 世によって貧しい学生に教育と良好な学習環境を与えることを目的に創設されました。しかし、イートンはその後、裕福な家庭が子息をオックスフォード大学やケンブリッジ大学に進学させるための、エリート養成機関として知られるようになります。
イートン校は数多くの著名人を世界に送り出していることでも有名です。卒業生の中には、ウォータールーの海戦でナポレオン軍を破ったときに、「イギリスの勝利は、イートン校の運動場で獲得されたのだ」と言ったとされるウェリントン公爵 (1769-1852) や、ハロルド・マクミラン (1894-1986) などの歴代の首相も名を連ねます。