ロンドンタクシーのチップについて
タクシー運賃の10%程度を、運転手へのチップとして渡します。渡し方は2通り。■チップを別に渡す方法
まずは料金をメーター通りに支払い、そのおつりの中から料金の10%に相当する額を手渡す方法。よくガイドブックに乗っている解説です。
■チップ込みで渡す方法
上記よりも簡単なのは、チップ込みの金額をはじめから渡してしまう方法です。
あらかじめチップを上乗せした額を計算しておき、その額を手渡して「おつりは不要です。」(Please keep the change. プリーズ キープ ザ チェンジ)と伝えます。
もし、ちょうど良い現金の手持ちがなくおつりが必要な場合は、チップ込みで支払いたい金額を伝えればOK。例えば、メーターの料金が4.5ポンドで、手持ちが10ポンド札しかない場合、「Could you make it 5 pounds?」(クゥジュ メイク イット ファイヴ パウンズ?/5ポンドにしていただけますか?)と言うと、運転手は「Thank you!」とおつりを5ポンド返してくれるはずです。
「ミニキャブ」について
ブラックキャブの他にも、「ミニキャブ」(mini cab)と呼ばれるタクシー業者があります。古めのガイドブックには「白タク(営業許可を受けていないタクシーのこと)」と表現されていることもありますが、店舗(ミニキャブステーション)を構えて営業するには認可が必要なので、違法というわけではありません。ただ、使用する車は普通の自家用車と同じであることが多く、運転手になるためのテストもないので、運が悪ければ全く道を知らない運転手に当たってしまうこともあります。「プロっぽさ」が欠ける分だけブラックキャブよりも割安ですが、原則としてメーター制ではないので、事前に料金交渉が必要です。
料金交渉や、ルートが間違っている時などに英語力が必要になってくるので、英会話に自信のない方にはあまりオススメできませんが、例えばホテルから空港へ行くだけで、手配をホテルの方にお任せできるという場合には、利用するのも良いでしょう。
なお、いわゆる「流し営業」が認められているのは、ブラックキャブだけです。夜中の繁華街など、路上で「タクシー?」と声をかけてくる人は怪しいので、絶対に乗らないようにしてください。
ロンドン交通局公認のミニキャブ、ハイヤー業者はロンドン交通局のページで検索できます。