イギリス/イギリス基本情報

イギリスと郵便物のやりとり

旅行中にパンフレットなど、荷物が増えて困ることもあります。そういうときは、郵便で送ってしまいましょう。イギリスでの郵便の送り方、郵便局の営業時間、郵便料金の目安についてご説明します。

執筆者:平良 淳



海外からの絵はがきを受け取ると、旅行気分が味わえて嬉しいもの。また、重くなった旅行カバンを軽くするのにも、ポストオフィスを活用したいものです。今回は、イギリスでの郵便の送り方、ポストオフィスの営業時間、郵便料金の目安についてご説明します。

P1. 郵便物を送る、ポストオフィスの営業時間、ポストオフィス以外の郵便サービス
P2. ロイヤルメールおよびパーセルフォースの料金

イギリスから郵便物を送る

イギリスの郵便ポスト
ちょっとレトロなイギリスの郵便ポスト。メインストリートのいたるところにあるので便利です。
イギリスのポストオフィス (Post Office) で、ポストオフィスのロゴと一緒に、ロイヤルメール (Royal Mail) とパーセルフォース (Parcel Force) のロゴまたは看板を目にすることがあります。これは、イギリスの郵便が民営化され、現在では、郵便事業がロイヤルメール (Royal Mail)、パーセルフォース (Parcel Force)、ポストオフィス (Post Office) の 3 社で運営されているためです。ロイヤルメールは主にはがきや封書、小さな小包、パーセルフォースは主に小包を扱っています。ポストオフィスは切手の販売や保険、両替、ロイヤルメールとパーセルフォースの受付窓口などの業務を行っています。

イギリスの郵便は、比較的確実で迅速です。特にロンドン市内は、郵便物専用の地下鉄で集配を行っているので、市内であれば翌日に配達されます。ただし、個人的な経験をお話すると、イギリスから日本に航空便で送った小包が、いつの間にか船便に変更され、2 か月後に宛て先に届いたということがあります。その間、イギリスと日本の郵便局に問い合わせましたが、どちらでも、荷物の現在位置を確認できませんでした。まれなケースかもしれませんが、大切なものは手荷物にする、または、保険をかけておくなどの対策をお勧めします。


ポストオフィスの営業時間

イギリスのポストオフィスの営業時間は、原則として以下の通りですが、各営業所によって異なりますので、確認が必要です。

月~金曜日9:00 ~ 17:30
土曜日9:00 ~ 13:00
日曜日、祝祭日休み


ポストオフィス以外でも郵便サービスを受けられます

郵便業務を行う雑貨店
イギリスの雑貨店
地方では、雑貨店がポストオフィスを兼業している場合も多いです。
ポストオフィス以外でも、店先に Post Office という看板が出ている雑貨店では、手紙や小包などの郵便物を出すことができます。窓口の営業時間および集荷時間などは、店によって異なりますので、急ぎの郵便物の場合、必ず、次の集配がいつか確認する必要があります。

キオスクやニュースエージェント
切手は、キオスクやニュースエージェントでも購入できます。が、イギリス国内用の速達郵便 (First Class) 切手 10 枚セット (2.80 ポンド) か、普通郵便 (Second Class) 切手 10 枚セット (2.10 ポンド) の 2 種類に限られます。これらの切手を海外郵便に使用する場合、宛て先や重さによって差額分の切手をポストオフィスで購入する必要があります。

次のページでは、ロイヤルメールおよびパーセルフォースの料金について説明します。
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