ショッピングに観光、あちこち回って疲れたらカフェでひと息。とはいえ、人の多い香港では、なかなか静かにのんびりできるカフェを探すのは難しいもの。そこで今回は、ゆったりと脳みそを解放できる、喧騒から離れた隠れ家カフェをご紹介しましょう。
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- 香港オリジナルブレンドで、本格コーヒー淹れてください!……P.1
- ノスタルジックな「香港」を残すコンセプチュアルなカフェ空間……P.2
- 同時に映画の世界を楽しめるカルチャーカフェ……P.3
香港オリジナルブレンドで、本格コーヒー淹れてください!
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こじんまりとした店内は、居心地が良いです。朝食セットや日替わりランチなど、カフェ飯メニューにも注目を! |
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オリジナルブレンド「Fucco」はHK$80(998.4円相当)、「Aqua」はHK$95(1,123.2円相当)。どちらも227グラム |
香港でオリジナルコーヒーブランドは、まだまだ希な存在。そんな状況下で美味しいコーヒーを広めようと努めているのが、香港のコーヒーブランド「COFFEE ASSEMBLY」です。エチオピア、インドネシア、コロンビア、グアテマラ、ケニア、インドなど、世界中のコーヒー豆の産地から一級品の豆を取り寄せてブレンドしています。
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オーナーのフィリックスさんはラテアートが得意!仔犬にパンダ…好きな絵をリクエスしてみてください |
オリジナルブレンドは全部で4種類。高温で焙煎する「Fuoco」、熟れた豆を水に浸す工程を経る「Aqua」、陽の光をさんさんと浴びせ、乾燥させた「Terra」、インドのモンスーン・マラバーという製法による「Vento」です。これらはスペイン語でそれぞれ順に「火」「水」「土」「風」の意味。「この4つの要素に“人の手”という5つ目の要素が合わさって美味しいコーヒーを提供できるんです」とは、名付け親であるオーナーのフィリックスさん。
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入り口から表通りをつなぐ通路は7~8m。壁には写真が飾られまさにギャラリー |
これらのこだわりブレンドをより多くの人に味わってもらおうと「COFFEE ASSEMBLY」がオープンさせたのが、「CAFE CORRIDOR」です。香港の繁華街である銅鑼湾(コーズウェイベイ)を代表するショッピングセンター「タイムズスクエア」の向かいにそのカフェはあります。目立った外観ではなく、どちらかというと隠れ家のような穴場カフェ。ささやかな看板が掲げられた入り口から通路を突き進むと奥の突き当たりにあるのがそれ。お店までの通路と店内には、地元の写真家たちが持ち込んだ写真が、コーヒー同様にオーナーの審査に適って飾られています。そんなアートな雰囲気もコーヒーを美味しくさせる要素といえるかもしれませんね。
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CAFE CORRIDOR(カフェ・コリドー)- 所在地:G/F, 26A Russell St, CWB, HK
- TEL:2892-2927
- 最寄り駅:銅鑼湾(コーズウェイベイ)から徒歩約1分
次のページでは、日本のこだわりカフェにも負けないコンセプチュアルなカフェ空間を訪れてみましょう。
※HK$1=12.48円(2008年11月25日現在)