監督ネイザン・クロサワが作品に込めた思いとは?


ザ・ライド/ハワイアン・サーフ・ストーリー
©2003 Third Reef Pictures.
この映画に登場する「デューク・カハナモク」(画像奥)は、ハワイ初のオリンピック金メダリストであり、サーフィンの父と呼ばれたハワイの英雄 主人公デビッド(手前)は、彼を通してサーフィンの精神、自然に対するリスペクトを学んでいく

「ザ・ライド/ハワイアン・ビーチ・ストーリー」の監督・脚本・製作のすべてを手がけたのは、ホノルル出身のネイザン・クロサワ(42歳)。本来、古代ハワイアンが自然と一体化するためのものだった高貴な、精神的な究極の娯楽であるサーフィンをデューク・カハナモクの教えを通して、もう一度みんなに知ってもらいたいという考えから生まれた作品なのだそう。

「本当のハワイをテーマにすることが大切だった。アロハスピリットはいろいろな言い方で、異なる言語や文化で表現することが可能だと思う。でも、ハワイのストーリーとセッティングの中で表現された時こそ、その言葉は光るし、観る人も理解しやすいと思ったんだ。」と語る監督。

ザ・ライド/ハワイアン・ビーチ・ストーリー
©2003 Third Reef Pictures.
主要キャストは、すべてハワイアン。セリフには、100年前の常用語だったピジン・イングリッシュを使用。1911年のワイキキビーチのシーンは、人の少ないオアフ島南西端のバーバーズ・ポイント(Barbers Point)で、また、デュークの自宅は、実際に1911年に建てられた家を使って撮影。当時ワイキキに1軒しかなかったホテル「モアナ・ホテル」(現シェラトン・モアナ・サーフライダー)を再現し、そこに登場する衣装や小道具などの多くは、地元の人々の善意によって持ち込まれたものだといいます。

もちろん、音楽もハワイアンミュージックにこだわって選曲。ケアリイ・レイシェルケアヒヴァイタイマネ・ガードナーなど、彼らの美しい歌声や演奏が全編に渡って流れます。ここにも「映画を通してハワイの才能あるミュージシャンを紹介したい。」という監督の思いが込められているのです。


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