ハワイ/ハワイのレンタカー

ハワイの駐車場事情とガソリンスタンドの利用方法

【2019年最新情報】レンタカーで自由にハワイを走り回るために、日本とは少々勝手が違うハワイの駐車場やガソリンスタンドの利用方法をチェックしておきましょう。ワイキキの無料パーキング&公共パーキング情報やバレーパーキングでのチップ事情もご紹介します。

森谷 貴子

執筆者:森谷 貴子

ハワイガイド

ハワイの駐車場とガソリンスタンドの利用方法

ハワイの駐車場事情・ワイキキの駐車場 ガソリンスタンドの利用方法

ハワイのガソリンスタンドではセルフが通常。フルサービスにはサービス料が加算される

レンタカーを借りるとなると、気になるのは駐車場やガソリンスタンドのこと。システム的に日本と大差はないものの、案内表示やスタッフとの会話は英語です。事前に利用方法をチェックしておきましょう。

<目次>  

ハワイの駐車場事情、ワイキキの駐車場事情

ワイキキ以外のショッピングセンターの駐車場はほぼ無料。画像のアラモアナセンターも無料です

ワイキキ以外のショッピングセンターの駐車場はほぼ無料。画像のアラモアナセンターも無料です

駐車違反の取り締まりが厳しいハワイ。駐車する際は、路上パーキングメーターか駐車場を利用しましょう。基本的にショッピングセンター、スーパーマーケットの駐車場は無料。ワイキキのホテルやショッピングセンターは有料ですが、割引になるバリデーションのシステムがあります。
 
ワイキキ・ショッピング・プラザの駐車場。平日6時30分~13時30分は7ドルの定額料金

ワイキキ・ショッピング・プラザの駐車場。平日6時30分~13時30分は7ドルの定額料金

ワイキキに路上パーキングメーターや市営駐車場はあるものの、中心から離れた場所でアクセスが良くありません。下記でご紹介するロイヤル・ハワイアン・センター等のバリデーションを利用するのが、治安と時短の意味でもおすすめです

<関連リンク>
Waikiki Parking Guide(ホノルルマガジン誌によるワイキキの駐車場リスト)
 

路上パーキングメーターの使い方……料金目安と利用時間

ワイキキ東端、カピオラニ公園前に並んだパーキングメーター

ワイキキ東端、カピオラニ公園前に並んだパーキングメーター

短時間駐車する時に便利な路上パーキングメーター。メーターに前払いで硬貨を投入するシステムで、スマートメーターと呼ばれるクレジットカード対応のメーターもあります。料金は、ダウンタウンやチャイナタウン、ワイキキなど都心部で1時間3ドル。カカアコ、カイムキ、アラモアナなどは、1時間1.50ドル。メーターが切れてしまうとすぐに駐車違反の切符を切られてしまうので、コインは多めに入れておきましょう。ワイキキでの利用時間は、6~22時の間に最大2時間までです(22~翌6時は無料)。

ワイキキのパーキングメーターは、西側のビーチウォーク通りやサラトガ通り、クヒオ通りからアラワイ通りへ抜ける道(ロイヤルハワイアン通り、シーサイド通り、ノホナニ通り、ナフア通り、カネカポレイ通り等)にあります。中心部から離れますが、カピオラニ公園前のカラカウア通り山側のパーキングメーターは、10~18時の間に最大4時間まで利用できて、1時間0.50ドル(18~翌10時は無料)です。
 

ホノルル市営の有料駐車場

市営駐車場があるワイキキ東側のホノルル動物園

市営駐車場があるワイキキ東側のホノルル動物園

ホノルル市が運営する有料駐車場は、1時間0.75ドル~とリーズナブル。ワイキキでは、ホノルル動物園のカパフル通り側にあり、1時間1.50ドル最大4時間まで利用可能です(収容台数217台 Googleマップ)。駐車後、受付マシンで駐車時間分を前払いし、出てきたレシートをダッシュボードの上に見えるように置くのがルールです。こちらも時間をオーバーすると駐車違反の切符を切られるのでご注意を。市営ではありませんが、ワイキキ西側のアラワイヨットハーバーには、1時間1ドルの24時間駐車場(Googleマップ)があります。

<関連リンク>
City Public Parking Facilities Map(ホノルル市公共駐車場マップ)
 

ワイキキの無料路上パーキング、無料駐車場

路上パーキングがあるアラワイ通り。夜間は暗く治安も良くないのでご注意を

路上パーキングがあるアラワイ通り。夜間は暗く治安も良くないのでご注意を

ワイキキの中心から離れ台数も限られますが、アラワイ運河沿いのアラワイ通りには、無料の路上パーキングがあります。ただし、月~金曜8時30分~11時30分は道路清掃のため閉鎖。誤って駐車した場合はレッカー移動されるので気を付けて。ほかに、クヒオ通りからアラワイ通りへ抜ける道(ナマハナ通り、ラウニウ通り、カイオル通り等)にもありますが、ほぼ空きはありません。

カピオラニ公園やカピオラニ・ビーチパークへ行く時に覚えておくと便利なのが、カピオラニ公園前カラカウア通り海側(7~18時で最大2時間まで)の路上パーキング。カピオラニ公園モンサラット通りのワイキキシェル側には無料の市営駐車場(収容台数500台以上)もあります。ワイキキ西側のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ方面では、デュークカハナモク通り奥のヒルトンラグーン脇に無料駐車場(4時30分~22時30分までの間最大6時間まで)があります。
 

ワイキキでバリデーションが利用できる施設

4時間までの駐車ならロイヤル・ハワイアン・センターへ。収容台数600台以上あり、必ず駐車できます

4時間までの駐車ならロイヤル・ハワイアン・センターへ。収容台数600台以上あり、必ず駐車できます

日本のショッピングセンター同様、ワイキキのショッピングセンターやホテル、レストランにも施設を利用することで駐車料金が割引、または、無料になるシステム「バリデーション(validation)」があります。駐車券を利用施設に提示してスタンプをもらったら、出庫時に駐車場スタッフに渡して精算を。

ワイキキ中央に位置するロイヤル・ハワイアン・センターGoogleマップ)では、10ドル以上の買い物や食事で最初の2時間が無料。以降4時間まで1時間につき2ドル(最大4時間まで4ドルで駐車可能)。5時間目以降は、通常料金(20分につき2ドル)になります。※バリデーションの合算はできません。

クヒオ通りへのアクセスも便利なインターナショナル・マーケットプレイスGoogleマップ)のバリデーションは、10ドル以上の買い物や食事で最初の1時間無料。以降4時間まで1時間につき2ドル(最大4時間まで6ドルで駐車可能)。それ以降は通常料金(30分につき3ドル)となります。
 

バレーパーキングのシステムがあるホテルやレストランも

ハワイセレブ御用達、アラモアナセンターの高級デパート、ニーマン・マーカスにもバレーパーキングのシステムがある

ハワイセレブ御用達、アラモアナセンターの高級デパート、ニーマン・マーカスにもバレーパーキングのシステムがある

高級ホテルやレストランに多いのが、車の出し入れをしてくれるバレーパーキングです。エントランスに車を止め、カギを付けたまま車を降ります。その際、スタッフに駐車チケットを受け取り、帰りはチケットを渡して車をエントランスまで回送してもらいます。乗りこむ時にはドアの開け閉めもしてくれるので、2~5ドルのチップを。駐車料金は無料、または、有料(バリデーション割引)とそれぞれです。
 

宿泊ホテルのバレーパーキング、セルフパーキング

ホノルルの超高級ホテル、ザ・カハラの宿泊者駐車料金はバレー、セルフともに1日38ドル

ホノルルの超高級ホテル、ザ・カハラの宿泊者駐車料金はバレー、セルフともに1日38ドル

レンタカーの費用に予算計上しておかなければならないのが、ホテルの駐車場料金。ホテルには宿泊者用の1日料金があって、ワイキキのホテルは、バレーパーキングで1日25~50ドル。自分で出し入れするセルフパーキングは、1日20~45ドルが相場です。ハワイ島、マウイ島などネイバーアイランドでは、一部の高級リゾートを除き、ほとんどのホテルが無料になっています。

最近ハワイでは、宿泊料金に「リゾートフィ」という施設利用のサービス料金を加算するホテルが増えてきました。客室での市内通話、インターネット接続、コーヒーや紅茶が無料になったり、フィットネスセンターを自由に利用できたりとサービス内容はさまざまですが、こちらにセルフサービスの駐車料金が含まれるホテルもあるので確認を。料金は、サービス内容、ホテルのグレードによって15~45ドルです。
 

ハワイでのガソリン給油方法……ほとんどがセルフサービス

給油後は、給油口の閉め忘れがないよう注意

給油後は、給油口の閉め忘れがないよう注意

長距離を走るネイバーアイランドやレンタカー返却時(レンタルプランにガソリン代が含まれていない場合)には、ガソリンの給油が必要になります。

ハワイのガソリンスタンドには、スタッフが給油する「FULL」、自分で給油する「SELF」の2通りの給油方法がありますが、ほとんどがセルフサービスです。日本にもセルフはあるものの、ハワイは英語表示。給油手順、支払い方法を確認しておきましょう。ちなみに、スタンドに掲げられたガソリンの値段は、1ガロン当たりのもの。1ガロン=約3.8リットルです。
 

給油方法1:車をとめる

ワイキキ西側カラカウア通り沿いにあるワイキキ唯一のガソリンスタンド。観光地価格なので少々割高

ワイキキ西側カラカウア通り沿いにある、ワイキキ唯一のガソリンスタンド。観光地価格なので少々割高

給油機までの誘導がないので、車の給油口の位置に気を付けながら、セルフサービス用の給油機前に車をとめます。
 

給油方法2:支払い方法を決める

給油機でのクレジット払いにはアメリカ国内の郵便番号が必要。クレジット払い、現金払いともに受付で

給油機でのクレジット払いにはアメリカ国内の郵便番号が必要。クレジット払い、現金払いともに受付で

給油機はクレジットカード対応ですが、日本で発行したクレジットカードは使用できません。クレジット払いの場合は、レジに給油機番号を伝えてクレジットカードを預け、給油機を使用できるよう操作してもらってから給油をします。

現金払いの場合も給油機番号を伝え、30~40ドルほどのデポジット(保証金)を払って給油機を操作してもらいます。デポジットは給油したい金額でOK。満タンにしたい場合は、多めの額を預けましょう。
 

給油方法3:給油スタート

無鉛ガソリンは3種類あるが、レンタカーには一番安いレギュラーでOK

無鉛ガソリンは3種類あるが、レンタカーには一番安いレギュラーでOK

レギュラー、プラス、スーパー(スプリーム)の給油ボタンから、一番安いレギュラーを選んでノズルを持ち上げます。ノズルを車の給油口へ差し込み、ハンドルを握って給油開始。満タン、または、金額分注入すると自動停止します。量を決めて入れたい人は、メーターを見ながらハンドルを緩めると停止します。最後に給油ポンプを元に戻して終了です。

古い給油機には、ノズル受け口のレバーをSTARTの位置まで上げなければ給油できないタイプもあるのでご注意を。給油後もレバーをSTOPの位置へ下げてからポンプを戻します。
 

給油方法4:精算する

50ドル分の給油をクレジットカード払いで

50ドル分の給油をクレジットカード払いで

給油後はレジで精算を。 現金払いでデポジットにおつりがある場合は、返金されます。


レンタカーの予約、借り方・返し方、ハワイならではの交通ルール・マナーなど、レンタカー関連情報は、こちらでチェック!>>>ハワイでレンタカー

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