食事やエンタメは別料金
ヨーロッパの格安航空会社も導入している画期的なシステム。それは、食事や映画などのエンターテイメント等の各種サービスが別料金になっているというもの。そして、さらにこのジェットスターの国際路線では、中長距離の国際路線ならば必ずついている枕や毛布などのサービスも有料となります。
近年問題化した“エコノミー症候群”発症を防ぐためにも機内での水分補給は欠かせないという観点から、乗客1人につき1本のミネラル・ウォーターは無料で提供されますが、その他のドリンク類はすべて有料。酒類やホット・ドリンク類は機内販売のみとし、持ち込みは不可になる見込みです。
そして食事は必要な人のみ別途事前にオーダー。簡単な食事(ライト・ミールやスナック類等)は、国内線同様機内販売されることになる模様。また、エンターテイメント・システム(DVDプレーヤー等)や毛布+枕も事前にオーダーすることができますが、これらは持ち込みも可。
それから個人的にはとても興味深いサービスが、エクセス・バゲッジの事前割引。通常エコノミークラス乗客は20kgまでの荷物を預けることができますが、制限を越えると非常に高いエクセス・バゲッジ(追加荷物)料金がかかってしまいます。が、今回ジェットスターが導入したのは、追加荷物の発生が予想される場合、予約時に事前購入しておけば、チェックイン当日のカウンターよりも約2割安い料金を適用するというもの。
これは、(私のように)日本からいろいろなものを買って帰りたいオーストラリア在住者、もしくはワーキングホリデーや留学等で長期滞在する方にはとくに嬉しいサービスだと思います。格安で運航されるため、エクセスについてはかなり煩いのではないかと予想されますので、荷物が多くなりそうな方は事前購入がおすすめです。
気になる各種サービスのお値段
靴下と歯磨きセットが入った
某航空会社エコノミーのアメニティキット |
ちなみに有料で発生する各種サービスの料金は以下の通り。
-ミール+ドリンク A$25(食事+アルコール以外の飲み物)
-毛布+枕+アメニティキット A$7
-エンターテイメント(オンデマンド式)、ヘッドセット付き A$10
-エクセス・バゲッジ +5kg=A$60, +10kg=A$120, +20kg=A$240
注意)上記料金はオーストラリア国内分に適用されるもので、日本国内で発売される場合の料金とは異なることもあります。
また、「ドリンク類等が有料ということだけれど、ホテルや旅館のミニバーみたいに高いんじゃないだろうな?」という心配は、おそらく無用。これまでの国内路線での実施状況からみても、ごくごく良心的な値段に設定されるのではないかと思います。
こんな風に各種サービスが別料金=有料という航空会社は、国際路線では類を見ません。そこで、次のページでは、こうしたシステムで運航されるジェットスターは本当に安いのか?に迫ります!また、この機会に“機内サービスのあり方”について考えてみました。
>>ジェットスターは本当に安いのでしょうか?機内サービスのあり方について考えてみました。→