先日アップした記事、大ヒット映画『ロード・オブ・ザリング』の中に登場するロケ地訪問記『ロード・オブ・ザリング紀行』を読んで、新たに映画への興味がムクムクと沸いてきた…というあなたに、とっておきの話をお届けしましょう!
実は、ロケ地を訪れた際、ロード・オブ・ザ・リング撮影にまつわる、貴重な情報をゲット!ファンならずとも、映画が2倍(いや3倍?)楽しめる裏話を入手してきました!!
■私有地ファームに、ホビット村を再現!
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シャイアのセットが作られた私有地ファーム
中央に見える大きな木は「誕生パーティのシーン」に登場。
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映画『ロード・オブ・ザ・リング』の中で、主人公フロド達ホビット族の住む村“シャイア”。この村は、広大な私有地(ファーム)に、ホビット族達が暮らすユニークな形の家や各シーンに登場する村の風景を作り上げたもの。
ロケが行われた私有地の選定は、監督自らが軽飛行機でニュージーランド北島上空から偵察し、「ここだ!」とヒラめいた土地の持ち主に交渉したのだそう。さて、その“突然白羽の矢を立てられた”ファームの持ち主は一体どんな反応をしたのか?
その幸運な(?)ファームは、その辺り一帯でもかなり広大な土地を有する大地主のもの。ある晩、その持ち主に、映画関係者が「あなたのファームを映画のロケ地として使わせてもらえないだろうか?」という話を持ちかけた。しかし、あいにくその時は、ラグビー試合のテレビ中継の真っ最中。ラグビーの試合に熱中していたファームの持ち主は、突然の訪問者の「あなたの土地で映画を!」という話に全く耳を貸さず、
「は?映画??それより、ちょっと今(ラグビーの試合が)いいとこなんだ。悪いけど、また後で来てくれる?」と追っ払ってしまったのだそう。彼にとっては、ロード・オブ・ザ・リングの映画より、ラグビーの試合の方が大事だったというワケ(笑)。
でも映画関係者と監督達は、そんな素っ気ない対応をされてもメゲずに、再度日を改めてファームの持ち主に交渉し、それから約1年の歳月をかけて、ようやくロケ地が決定したのだという。こうした努力が実を結び、あのような素晴らしい光景が映画の中で再現されたのだ!
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