宮崎アニメを代表する数々の作品の中に、オーストラリアの風景が頻繁に登場している!という噂の場所を訪ねる旅の後編です。 前編では「となりのトトロ」、「風の谷のナウシカ」、「魔女の宅急便」をご紹介していますので、できるだけ前編から通してお読みください。 《この記事を読むに当たっての注意》 あくまでも“日本人の間で噂になっている”ということで、宮崎氏ご本人が「ここです!」と言ったわけではありませんので、ご了承の上読み進んでください。
■天空の城ラピュタ 空から降って来た少女シータと彼女を助けた少年パズーが、シータの持っていた“飛行石”の神秘的な輝きに導かれ、天空に浮かぶ伝説の城ラピュタに足を踏み入れる…という物語。 この物語のキーワードである、神秘的な輝きを放つ“飛行石”が、オーストラリアの特産物「オパール」がヒントになっているのではないかと言われている。そして洞窟の中で“飛行石”がキラキラと光輝く様子が、まるで「土ボタル」(これを見に行くツアーは日本人観光客にも人気があり、ゴールドコーストやシドニーなどから参加できる)のようなのだ。 また、この物語の主人公のひとり、パズーが働いていた鉱山の町がクイーンズランド州の内陸にある鉱山町“マウント・アイザ”ではないかと言う噂も…。(まあ、これには南オーストラリア州の“クーパー・ピディ”であるとも、ヨーロッパであるとも言われているけど…) それ以外にも、伝説の城ラピュタのある浮島の中で登場する森林の風景は、その植物の蔦の絡まり方などが熱帯雨林の木の特徴そのもの。そんなことからか日本人の間では、ケアンズ近郊の“アサートン高原”にある「カーテン・フィグツリー」が、‘ラピュタの木’とも呼ばれている。(‘ラピュタの木’と呼ばれる木は、この他にもいくつか存在する) |
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