NYやその周辺コネチカット州やニュージャージー州でも空手をやっている人が多い。その上、近頃では男の子だけでなく女の子や女性も学んでるらしいのだ。
空手をやれば日本語ができる?!
主人のボスの家へ招かれた際、「うちの娘(12歳)は、日本語ができるのよ」と言うので、「日本語で話してみて」と言ったら、「いち、に、さん……」と日本語で10まで数えた。「センセイも言えるのよ」と言うのだけど、これで日本語がしゃべれると言ってしまうアメリカ人のすごさに脱帽。続けて「私は空手を習ってるの」と娘さんが得意気に言っていた。うちの長男のクラスにも4歳の男の子に空手を学ばせているママがいる。なぜ空手を学ばせているの?と聞いてみたら、「男の子だから、スポーツをやらせたかったのだけど、わんぱくで手のかかる子だったから、空手を学ばせてみたの。エネルギーを発散できるみたいだし、礼儀も学んでくるから躾には最適よ」と言っていた。「うちも私が日本人だから、スポーツやらせるのなら空手かなって思ってるんだけど、月謝はいくらくらいかかるのかしら?」と聞いてみたら、「道場へ入るために入会金2千ドル払うから、うちの子が行ってる所はちょっと高いのよ」と教えてくれた。たしかに高くて、通わせてあげられそうにない。
ルーマニア人のママと公園で話していると、「うちの娘(4歳)も空手を始めたのよ。躾や体力づくりに最高よ」と言っていた。どこの教室か聞いてみたら、どうやらテコンドーの教室の場所。「それってテコンドーじゃないの?」とママに聞き返したら、「あら、そうなの?私はてっきり空手だと思ってたわ。テコンドーって何?」「空手は日本の武道で、テコンドーは韓国の武道なのよ」「まっ、どちらにしても、娘が楽しくやっているからいいの」とママが微笑んだ。ルーマニアとブルガリアの違いをたいして語ることができない私たちアジア系。彼女が言うように、空手もテコンドーもアジアの武道なのだから、どっちでもいいかな……。
そんなこんなで空手はあきらめかけていたのだが、ママ友のミコさんが空手を学んでいることに気づいた。長男と空手を始めてから、そろそろ半年になる。お話をうかがってみることにした。
黒帯を目指すミコさんにインタビュー
ロング・アイランドのジョーンズ・ビーチまで遠征して空手の稽古をするミコさんたち。 |
ガイド:
どうして空手を学ぼうと思ったのですか?
ミコさん:
長男(5歳)が「空手をやりたい」と言っていて、どうせやらせるなら、日本のスタイルの空手道場に通わせようと思って今のところを見つけました。ブロンクスのリバーデールに住んでいるため、マンハッタンか、ウエストチェスターの方とかに行くのは遠いと思っていたのですが。近所に見つかってよかったです。
空手をやることによって躾というか、日本的な礼儀みたいなものも身につけて欲しいというのもありました。それに加えて、うちの場合(子供たちとの会話は主に英語)は、 ちょっとでも日本語に触れる環境の提供ってのもあったのですが……。空手ゆえ、使う日本語はものすごく限定されています(笑)。
ガイド:
ミコさんが空手をやっていてプラスになったことは?
ミコさん:
空手をやっていると腹の底から声を出して、体動かして汗かいているので、疲れていても、すがすがしい気分になります。始めてから6ヶ月ですが、痩せたっていうか、ちょっと身体が締まったような気がします。
【インタビューを終えて】
ミコさんが身体が締まったと答えているように空手はシェイプアップにも最適。そのおかげかアメリカでは女性がシェイプアップのために空手を習ってるという人も多い。NYの空手道場でシェイプアップクラスのようなものがプログラムされているところもある。私も長男と空手を習ってシェイプアップするぞ!
【DATA】
RIVERDALE KENSHIKAI KARATE
3607 Fieldston Road
Riverdale, NY 10463
phone:(718) 601-3607
RIVERDALE KENSHIKAI KARATE
*Tuition Rate
Registration fee $25.00
One class a week $ 75.00
two classes a week $ 95.00
Unlimited $110.00
One class a week $ 75.00
two classes a week $ 90.00
Unlimited $100.00
初回は空手着代、帯代、賢士会の刺繍のワッペン代の費用あり。
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