日本人がアメリカのショービジネスに欠けているのは交渉術!
ガイド:もし日本のコメディアンがどんどん入ってきて小池さんの人気を奪われたらどうしますか?メジャーリーグでも野茂 選手がメジャーリーグへ来た後から、たくさん日本の野球選手が入ってきて、ほかの選手に話題を奪われてしまいま したが。
小池さん:
僕は、野茂選手のような立場で構いません。これから先、どんどん活躍する人が日本から来ることを望んでいます。明日の自分のことなどわからないのがショービジネス。それは一般のビジネスの世界でも何でも同じですよね。人生は、ハイリスクハイリターン! 賭けみたいなものです。会社員だって今の時代、明日はリストラされるかもしれないわけですから。
たとえば日本から来てミュージシャンやダンサーをやってる人で、人気や実力があってもノーギャラノーマージンでやっていて、日本に帰ってしまう人がいるんです。それはその業界で能力がなかったせいだと思ってる人が多いのですが。その人に足りなかったのはギャラの交渉術です。僕なんて、マネージャーの顔が顔面に迫ってくるほどだったのに、交渉を続けてギャラを上げてもらったことがありますよ。ギャラが上がるのを待っていたって上がらないのがアメリカなんです。
あと仕事を与えられても自分に自信がなくてやらない人が多い。先方はできるって思って仕事をふっているわけですから、できないと思ってるのは本人だけってことなのです。僕は、できないって思っても、自分の可能性を信じてや るように努めてます。
【インタビューを終えて】コメディーだけでなくダンスもマジックもできる小池さん。そのうちハリウッド映画に出ている日も近いかもしれない。私が彼にこれから期待するのは、すでに交渉も来たらしいデヴィッド・レターマンやジェイ・レノがやっている深夜番組の司会か、週末深夜アメリカで人気のコメディーショー、マッドTVのレギュラー出演。小池さんなら賭けに勝てる! という気がする。
開演前には列をつくって客が待っているコメディークラブの入口。 |
小池さんを日本のテレビで見れる!
3月23日、PM10:00 NHKの「英語でしゃべらナイト」にて
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