今回インタビューさせていただいたのは、サッポロUSAで営業をつとめる、のぞみ・クルーズさんだ。のぞみさんは、大学からNYにある、アルバニーNY州立大学(SUNY Albany)へ入学し、それからずーっとNY在住。現在、9年目だそうだ。
サッポロビールは、日系のスーパーやレストランはもちろん、アメリカのスーパーやレストラン、なんとハーレムのデリ(小売店)にまで入っている。アメリカの味のうすいビールに飽き飽きしてるときこそ、日本のおいしいビールが飲みたくなって、そんなときにサッポロビールが手に入ることが、とってもありがたい。
インタビューでのぞみさんに聞いてみたいことはたくさん! お酒が大好きな私にとって、とても興味あるインタビューとなった。彼女のキャリアライフとプライベート、そして、日本のビールがアメリカへ浸透してきている誘引を語っていただいた。
グラフィックデザイナーから営業へ転身
お酒が好きという、のぞみさん |
まず留学先を、NYの州立大学に決めたのは何がきっかけだったのですか? 大学では何を専攻したのですか?
のぞみさん:
出身地が佐賀県と田舎だったので、どうせ海外に出るなら大都会に行ってやろう!という思いでNYまで来ちゃいました。なので、佐賀とNYしかしらない人です(笑)。大学での専攻はグラフィックデザインでした。
ガイド:
卒業後、どうやってお仕事を探したのですか? 大学を出てすぐに見つかりましたか? グラフィックデザインを勉強したあと、どうして営業のお仕事を選んだのですか?
のぞみさん:
大学4年生の時からインターンシップでNYの日系会社で働き始めました。卒業して、その会社に就職しました。はじめはグラフィックデザイナーで雇われたのですが、上司から営業をやってみないかと誘われて営業職になりました。実際、1日中オフィスでコンピューターと向き合っているよりは、外に出ていろんな人に会えるのは刺激的ですね。自分の性格にも合っていると思います。
今の会社に来たのは3年前です。営業として雇われました。営業は相手(クライアント)に自分を知ってもらい、自分も相手を知るという人間関係で成り立っている点では、どの国も同じではないかと思います。ただ言語や文化が違うことでお客様に対する態度も変わってくるようです。
アメリカでは営業マンでもストレートに意見を言います。相手に失礼にならないよう配慮はありますが、押しも強いですね。自分も日本人とアメリカ人のお客様では自然と態度を使い分けているように思います。
国際結婚されているというのぞみさん。ご主人との関係についても聞いてみた。次のページへ。