道に迷ってたどり着いた、阿蘇のような大地
この牧場は、水曜日~日曜日一般の人たちにも無料で開放している。 |
のんびりした牛たちも、ここのレストランでステーキにされてしまうのかなぁ~と思うと切ないけど、やっぱり美味そう。 |
数日後、友人にこのことを話すと、ここはストーン・バーンズ(Stone Barns Center for Food and Agriculture)といって一般に公開している農場。ここで採れた野菜や肉を使って料理してくれるレストランやカフェもあるという。フレッシュな食材がそろってるせいか、レストランは1ヶ月先まで予約でいっぱいだったとか。牛以外にも豚や羊などを飼っていて見学できるという。
スロー・フードブームにのってマンハッタンからくる人も
早速、子供をつれて行ってみた。週末だったせいかパーキングは満車に近く、子連れの家族や中高年のカップルがウジャウジャいるじゃないか。「ママは動物好き?」と小さな金髪の女の子が楽しそうに母親と話をしている。ストーン・バーンズでは、80エーカー(約32.37ヘクタール)もの牧場や野菜づくりの場を、農業の教育のため一般に無料で公開している。レストランやカフェでは、ここで育った野菜や肉が食べられる。野菜もハウス栽培してるので年中フレッシュ。まさしくスロー・フード(ファースト・フードに対してイタリアで生まれた言葉、伝統的食材や料理など、質のよい食品をゆっくり味わおうという流れ。スロー・フードUSAのサイト)ブームにのったニューヨーカーも、マンハッタンからやってくるのだった。のんびりと草を食べてる馬の頭をなでてみたり、すぐ手のとどく所まで羊やニワトリが集まってくるので、子供たちは大はしゃぎ。その他、子供たちが実際に畑の作物を採ったりできる講習や、大人のためのハーブ講習、そして農場見学はもちろん、コーラス隊などがやってくるというイベントもある。
ちなみに、私はここのカフェで軽く「本日お勧めのコーン・スープ」を試したが、ミルクの濃い味がハンパじゃなく、今までに味わったことのないコクのある味わいだった。ミルクが濃すぎて、ちょっと胸やけしてしまったほど。家族づれだけでなく、カップルのデートにも、ここのスロー・フードが食べられるようマンハッタンにもBlue Hillというレストランがあるという。
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