「ジャマイカが好きで住みたいという日本人は沢山いるけれど実際に住んでいる人が少ないんです。ジャマイカ人と日本人が結婚しても日本に帰ってしまう人が圧倒的に多いですし。そもそもジャマイカ人の人口は、ジャマイカ国内より、国外のほうが多いんです。つまりジャマイカは、暮らしにくい国なんです」
えっ?ジャマイカ人って国外のほうが人口が多いとは知らなかった。そういえばニューヨークにもジャマイカンがたくさん暮らすエリアが、ブルックリンやハーレムにもある。ここらではジャマイカンフードは普通に食べられる。ゴールデンクラストというジャマイカンのファーストフードの店もニューヨークにたくさんできてるもの。もちろんジャマイカンのクラブだってあって、キングストンと変わらないセクシーな洋服で大胆に踊ってる女性も多い。
世界一きれいなサンセットが見られるというRick's Cafeから見た空 |
「ジャマイカはハワイやロンドンのようなところとは違います。ジャマイカに一度も来た事がないのに『住みたい』という問い合わせもよくあるので驚かされます。ひとまず来てみて、どういうところか自分の目で見てからにしてください。私もジャマイカに住むと決断する前に3、4回来てみて、何が出来そうかなと、いろいろ考えたり、調べたりしました。ジャマイカは物価ばかり高くて仕事はないし、あっても地元の会社やお店の給料は『子供のお小遣いか?』っていうほど安いので、仕事は自分で始めるべきです。可能なら好きなことを仕事にするのが一番」
ユミさんは、レンタカー、服屋、人を雇ってタクシー、海外から物を買ってきて売ったりという仕事を自分で考えてはじめたという。そして今はゲストハウスを所有しているので、生活は安定しているのだとか。もちろん大好きなレゲエのダブ・プレート作成の仕事も続けている。