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アメリカでウェブデザインの会社を起業した日本女性 アメリカのウェブ業界<前編>(3ページ目)

アメリカでウェブデザインの会社を起業した日本女性にインタビュー。なんとアメリカの他、日本と中国にも事業を拡大。アメリカンドリームを実現中!

執筆者:溝口 弘恵

日本対アメリカでウェブ・デザインの違いとは?

起業から2年、日本のウェブ・デザインでなく主に世界向けの発注が多い。では日本でのウェブ・デザインとアメリカでのウェブ・デザインの違いは?

「仕事としては、世界に情報を発信するための企業のクライアントが多いので、アメリカだけでなく世界各国の人たちに訴えるデザインが中心。それはビジュアルにしても、コピーに関しても要求されるかな。日本のクライアントから発注された日本語のテキストは翻訳部門でテクニカルな翻訳を行った後に、専門のネイティブのエディターが全てターゲットやマーケットに即した表現にリライトしている。

ビジュアル的には、色づかいや文字の選び方って、日本の『公約数的』な表現は『幼さ』が好まれているように感じる。

アメリカのデザインはシビアでシャープな感じがする。もちろんデザインは日本同様どちらも面白いけど、アメリカだと人種・文化の違いを基本に、表現もそれだけの幅の広さ、臨機応変さを要求されるから、バラエティーに富んだものを作る必要があって、ウェブを見てる人を意識するようになった。

今、アメリカ政府関係団体のウェブデザインを作ってるけど、色づかい、そして人種差別のないように表現するとかいろいろと制限があって、それもまた興味深い。」

私のアメリカ人の夫が日本へ行ったときに、「なぜ日本は動物の絵を描いた看板が多いんだ、子供っぽい・・・」と言っていた。確かに、運送業者のトラックにも猫や鳥のマスコットキャラクター、歯医者さんには歯ブラシを持ったウサギの看板などと、それが日本にいると自然で今まで気づかなかったけど、可愛いマスコットキャラクターってのは存在不可欠。

現在アメリカ、中国を拠点に業務を展開しているBlueBEAGLE、さらに日本にも開発プログラマーを含め十数人を抱えて、システム開発力の充実した会社を目指して躍進中。


彼女らが経営するBlueBEAGLEのサイト

BlueBEAGLE社がバックエンドのシステムからデザインまで全てをリニューアルしたFCCJ (The Foreign correspondents' Club of Japan/社団法人日本外国人特派員協会)のサイト
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