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アメリカでウェブデザインの会社を起業した日本女性 アメリカのウェブ業界<前編>(2ページ目)

アメリカでウェブデザインの会社を起業した日本女性にインタビュー。なんとアメリカの他、日本と中国にも事業を拡大。アメリカンドリームを実現中!

執筆者:溝口 弘恵

渡米後、働き始めて3ヶ月という短期間に勤めていた会社が吸収合併され

デザイナーとしてキャリアのある彼女らは、ウェブのアプリケーションを開発しているアメリカ企業に勤めることになった。同社でH-1Bビザを取得後に渡米。ところが勤め始めて3ヶ月という短い間に企業が吸収合併され、チームが解散させられてしまうのだった。

「仕事の引き合いやなんかもたくさんきてて、人も増やして、皆でやるぞ~!って言ってた一週間後に突然のチーム解散。あの日のことは一生忘れられない。」

偶然だが、私は日本人が経営するアメリカの会社にてH-1Bビザ(暫時的専門職者ビザ)を取得し、働き始めて3ヶ月目に会社が倒産してしまったという経験がある。アメリカの現実ってこんなもの?と泣くに泣けない状況だった。アメリカという異国に住んる以上、泣いてる暇なんかない。自分が生きていくためには、次のステップへと踏み出さない限り『野垂れ死に』って状況なのだ。

アメリカで自分たちの会社を興す!

「最初は就職活動なんかもしてた。日系企業は技術的にパッとしないし、アメリカの企業からは技能的に認められてウェルカムなんだけど、ビザの面倒までは見てくれそうにない。どうせなら自分たちで一からはじめたほうが面白そうって、私たち二人と、前社で副社長を勤めていた坂之上洋子さんとアメリカで経営をはじめることにした。」

その名もBlueBEAGLE。日本女性3人で起業したのだった。やっぱりアメリカで生きていこうっていう日本女性はタフ。転んでもタダでは起きないぞ!

「アメリカの会社って1ドルからでもできる。書類作成の知識さえあれば、レジストレーションのお金を入れても最低300ドルで会社を興せるから資本金の面では楽かな。私たちはパートナーの洋子さんと親しくしてた弁護士に書類はお願いしたけど・・・。今はOビザ(アーティスト・ビザ)で働いていて、グリーンカード(永住権)を申請する予定。」
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