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ニューイングランド夏の風物詩・タングルウッド音楽祭 高原でワインと一流クラシック

小澤征爾は数少ないアメリカ在住日本人セレブリティ。名門ボストン交響楽団の音楽監督を1973年から務めている彼は今年最後のタングルウッド祭への参加となります。

執筆者:大原 朱理


「クラシックを、それもアメリカでも一流のボストン交響楽団を屋外でシャンペンなんか飲みながら聞けるの?」 

それがタングルウッド音楽祭を最初に知った時の私の反応でした。そして実際にタングルウッド音楽祭を4,5回体験してみての私の反応は・・・高原の風に吹かれながら、小鳥のさえずりを背景に聞く小澤征爾指揮の音楽は「最高」と通り越して「超最高」と言わざるをえません。今回はその魅力解剖と実際のチケット購入法、スケジュール、アクセスをご紹介します。

魅力その1 小澤のパーソナリティ
以前のクローズアップでもご紹介したように街で日本人にすれ違うと「こんにちは」と気さくに声をかけてくれますし、以前ボストンでツアーのグループを連れてお邪魔した時も、コンサートの後浴衣姿で汗まみれになりがならも「どちらからいらっしゃったんですか?」「アメリカで皆さんがんばってくださいね」(ツアーの人がアメリカ在住だったため)などといいながらいやな顔一つせず、握手をしてくれました。そして舞台に上がると彼の存在感で場内をしーんとさせるほどの迫力。音楽が始まるとまるで踊るように軽やかに音楽をリードしていく・・・日本人でなくても彼のファンに思わずなってしまう気持ちがよくわかります。後任期一年と残された彼のタングルウッドでの活躍は今年か来年しかありません。彼の功績をたたえる上でも今年か来年行って応援したいと思っている人は数多くいると思います。

*小澤氏の簡単な経歴はこちらをご参照ください。
写真提供:ボストン交響楽団

魅力その2 バークシャー高原
日本でいうと軽井沢のような避暑地、バークシャー高原、レノックスというニューイングランドの田舎町にタングルウッドはあります。ニューヨークから車で4時間くらい、ボストンからは3時間くらいの距離で、大都市の喧騒や暑さを忘れさせてくれる静かな自然たっぷりのところです。丘の上に位置するため美しい牧歌的な風景が目の前に広がる展望も楽しめます。イラストレーターとして著名なノーマンロックウェル美術館や印象派の絵画を数多く持つクラーク・アート・インスティチュートなども近くにあり、一流の音楽&絵画三昧の週末が過ごせてとても得した気分になります。

魅力その3&4 チケット購入・スケジュール
アクセス・ツアー情報
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