
来ている客が順にオリジナルのポエムを朗読する。コンガとベースにバイオリンというカルテットが演奏する中、スタンドマイクを前にしてブラックの兄さんが朗読を始めた。「自分の友人が遊びに来ては部屋を荒らしていく」という日常をぼやいた詩でコメディーっぽく面白い。
トコトン、トコトン、トントコトコトン♪と、兄さんの詩はカルテットによる軽快なリズムに乗ってラップみたいになっていった。音楽にのせて朗読するせいか、ポエムというより軽いラップミュージックみたい。
ここの常連なのかプロなのか、細身な男性が最後に締めくくりを務めた。なんと彼はオリジナルのCDまで売っている。バックの音楽は尺八のオバケみたいな笛を吹いてくれとカルテットのミュージシャンにリクエストした。
ボォービョーォーーーと大きな船の汽笛音のような深い響きが轟くと、静かに朗読を始める。美しい!彼の清んだ声は流れるような旋律を描く。自然や宇宙をテーマにして哲学か宗教入ってるっぽいのも心が洗われるようだった。

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