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5月から始まる京都の納涼床のススメ(2ページ目)

蒸し暑い京都の風物詩「床」でマッタリとご飯をいただける納涼床・川床・渓涼床が5月スタート。京都に来るなら、一度は、経験したいぐらい人気の床を紹介します。今年のGWは、「床」デビューしませんか。

執筆者:岡本 美科

鴨川の納涼床
都会の慌ただしさも忘れてしまう納涼床

都会のオアシス・鴨川の「納涼床」

鴨川沿いの納涼床の歴史は、以外と古く江戸時代にさかのぼります。裕福な商人が、中洲や浅瀬に床机を置きお客様をもてなしたのが始まりとされています。その後は、商業ベースになり発展していきました。明治27年(1894)疏水運河の完成によって東岸のお茶屋の床が取りはらわれ、明治末年の四条大橋の架け替えによって市電が開通してからは、川原の夕涼みはまったく廃止されてしまいました。

現在は、右岸の先斗町や木屋町の料亭旅館に設けられた納涼の床だけとなりました。五山の送り火の日などは、どこの「床」も満席で舞妓さんが杯に大の字を写し飲むという風景などを見ると、京の納涼床の風情を感じます。(※1)

昔は、6月からもっと大昔は7月からでしたが最近になり温暖化の傾向等もあり5月から行われるようになりました。また鴨川の納涼床は、歴史ある老舗のお料理屋さんから中華料理屋さん、イタリアン、またバーなどもあり若い方や初めて京都を観光される方などが気軽に多く利用しやすくなっています。

鴨川の納涼床
京の川床バーでマッタリと過ごしませんか
その中でもシックでお洒落な都会のオアシス・川床バー「バー ATLANTIS(アトランティス)」があります。地元では先斗町にある大人のショットバーとして知られています。ドリンクは、お酒が400種以上、カクテル500種以上と豊富。またこの店ならではの創作カクテルも多くあり、鴨川のせせらぎを聞きながら「まったり」(※2)と過ごすのも粋な楽しみ方だと思います。床のチャージ1,000円

※1 京都では、五山の送り火の日に杯や盆に大の字を浮かべ飲むと1年間無病息災にて過ごせるという古からの迷信があります。
※2 ゆっくりとかダラダラとかなどのイメージの形容詞

■BAR ATLANTIS(アトランティス)
 所在地:〒604-8013 京都市中京区四条先斗町上ル松本町161
 TEL:075-531-6547
 営業時間:18:00~26:00 日曜~25:00
 定休日:年中無休
 交通・アクセス:京阪「四条」駅下車・阪急「河原町」駅下車
 HP:http://www.atlantis-net.co.jp/
 地図:Yahoo!地図情報

次のページでは、新緑の京都の奥座敷・貴船の川床と自然がいっぱいの京都の別天地・高雄の川床を紹介します。
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