貴船の川床
手を伸ばせば清らかな水にふれられそうです

新緑の京都の奥座敷・貴船の川床

貴船の床は、大正時代あたりから始まったと言われています。行商の途中に行者さんらが、涼むために、川で一服する際に床机に腰をすえて、そこでお茶や食べ物などを出された事から始まったとされています。

市内と2~3度程温度差があり涼しいうえに、床は板材柱梁は竹材屋根は葦簀(よしず)といった自然の素材のものを使用しているため、より一層涼しく感じます。まるで緑の中、自然の中に溶け込んでいるように錯覚するぐらいです。また床の場所によっては、手を伸ばせば川の水を触る事ができるのは、ここ貴船ぐらいではないでしょうか。京の奥座敷と言われているのがわかる気がします。

貴船の川床
川魚料理の川床料理を頂くのも暑さを忘れるひとときです
その緑溢れる貴船にある料理旅館「右源太」。ここは、もともと貴船神社に仕える社家の家筋で明治維新後の神仏分離を機に料理旅館へと転身されたという歴史ある、本格的な京懐石のお店です。京都の夏と言えば鮎、その鮎などの川魚を中心にした川床懐石がお奨め。貴船山から湧き出る流水に2、3日泳がせた後、生簀で魚の身を締めてから生きた状態で調理するため魚臭さがなく、特の匂いやクセがなく、身がしっかりと引き締まった野趣溢れる川魚をいただけます。

また旅館としても洋室・和室のメゾネット形式のお部屋に露天風呂などがあり、ゆったり過ごせる旅館でもあります。市内から40分程度で緑あふれる自然そのままの地に来れるというのも魅力の一つです。そのため市内を観光後ゆっくりとこちらに宿泊し川床料理をいただきながら、イオンたっぷりの涼風と川のせせらぎをBGMに慌ただしい日常を忘れ、螢見物をしたり、むし暑さを忘れゆっくりと一杯飲みながら京都の旅を満喫されるのもお奨めです。こちらは、貴船神社奥宮近くにも7・8月だけしている川床、「左源太」がありお料理も同じ内容のものはもちろんの事「流しそうめん」などもあります。

■貴船 右源太
 所在地:〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町76
 TEL:075-741-2146 FAX:075-741-1068
 営業時間:昼 11:30~21:00(入店は、19:00まで)
 定休日:年中無休
 交通・アクセス:叡山電鉄「貴船口」駅下車(駅から送迎バスあり)
 HP:http://www.ugenta.co.jp/
 地図:Yahoo!地図情報

自然がいっぱいの京都の別天地・高雄の川床

最後に、京都の中心より小1時間程の洛西の清滝川上流にある高雄の川床を紹介します。周辺には、紅葉で有名な神護寺や鳥獣戯画で有名な高山寺などがあります。街中よりも3~5度気温が低いという高雄で河鹿鳴く、清流に張り出した川床を楽しめます。また7月中旬頃まで、天然記念物の源氏ぼたるも舞っており一層川床の風情を引き立てます。川床をしている料理屋さんでは、色々な企画もあり舞妓さんの舞なども見る事ができます。お昼もしている所が殆どなので、ハイキングの途中に立ち寄り涼みながらお食事する事もできます。もみぢ家、高雄観光ホテル、高雄錦水亭などが川床をしています。

Web高雄便り……高雄のお店の紹介や観光スポットなど高雄近辺を紹介しているサイト。

貴船の川床
こちらは、京の奥座敷の貴船右源太の川床・かわゆか

番外編・川床(かわゆか)と川床(かわどこ)?

皆さん川床(かわゆか)と川床(かわどこ)と呼び名が違うのは、ご存じですか?鴨川の納涼床は、「かわゆか」で貴船は「かわどこ」と言います。鴨川は、禊川(みそそぎがわ)の上に高さ3.6mの高床(たかゆか)が次第に省略されて「床(ゆか)」と呼ばれるようになった言われています。また貴船は、貴船神社のお膝元、「京の奥座敷」と称されるほどですから「床(とこ)の間」と同じ意味から「川床(かわどこ)」と呼ばれるようになりました。しかし京都ではどちらも「ゆか」と呼ぶのが一般的になっています。

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