タクシーが観光の重要な足
バスは多いけど路線が複雑、電車の便はイマイチの京都ではタクシーが観光の重要な足。
でも京都のタクシー事情を知らない観光客の方は「流しのタクシーはどれくらいいるの? どんな場所でもひろえるの?」「観光タクシーと流しのタクシーはどっちがお得なの?」ってイロイロ迷うところですよね。実際、私のところにはそういう質問メールも多数寄せられているんです。
賢いタクシーの利用法
「餅は餅屋で。タクシーのことはタクシー会社に聞け!」と考えた私。京都の老舗タクシー・ヤサカ(彌榮)グループに突撃取材に出掛け、営業企画室室長の北野 均さんに、賢いタクシーの利用法をインタビューしてまいりました!
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1.エッ! 観光シーズンは空車が無くなる?……1p.
2.観光タクシー利用のコツ……2p.
3.流しのタクシー利用のコツ……3p.
■1.エッ! 観光シーズンは空車が無くなる?
――京都は非常にタクシーが多い街ですよね。何台くらい走っているんですか?
北野さん――京都市内の走行台数はおよそ8,500台。その内個人の方が2,000台ほどいらっしゃいます。だから市内で「タクシーがつかまらない!」ということはまずありません。
また観光都市ですので有名観光地では必ずお客様待ちのタクシーがおります。ただ年に2回、春と秋の観光ピーク時だけ、空車のタクシーがほとんど無くなることがあります。
――8,500台も走っているのに、空車が無くなるなんて信じられませんね。逆に、それほどタクシーは観光の足に使われてるっていうことですか。それでは続いてよくある質問、流しのタクシーをその都度拾うのと、観光タクシー(貸切)ではどっちがお得なんでしょうか?
北野さん――こちらがお得ですという答えはありませんね。お客様が目的に応じて使い分けていただくのが一番です。
ご自分でルートをコーディネートする方は、交通手段の一つとして流しのタクシーをご利用いただくのが良いかと思います。
初めて京都をご覧になる方、いつもとちょっと違う観光を楽しみたい方には、研修を受けた乗務員がガイドを務める観光タクシーがお薦めです。