手長エビと琉球鮎に出会える佐手川
河口の景色もいい感じでしょ? |
佐手川は、沖縄本島最北端の村「国頭村」にあります。名護から車で1時間は覚悟してください。でも、芭蕉布の里「喜如嘉」をすぎたあたりから、海の景色がさらにコバルトに、さらに青く、さらに美しくなり、しかも交通量が少なくなりますから海岸ドライブを楽しめます。
暑苦しい格好なんですが… |
最北の辺戸岬まであと15キロ、という地点にあるのが佐手集落。沖縄移住で人口が増加傾向にあるとはいえ、ここまでくると集落はいずれも過疎の悩みを抱えています。こういう場所で畑をしながら住むとよいなぁ。ちょっと本気で考えてしまいました。
清流が心地よしの佐手川を歩くぞー! |
今回の沢歩きは、佐手小学校に車を停めて佐手川の下流から入りました。下流付近では、ご近所の方がお子様を連れて川遊びをしていたり、ほほえましい光景に出会えます。
真夏の沖縄で、全身を覆うファッションは、しに~(とっても)暑い!のですが、川に入ると「あらら! とっても涼しいわぁ~」
風がとてもさわやかです |
川の水が心地よくて、このまま泳ぎたくなるけど、目的はソレではないのだ! 滝まで行くのだ! いよいよ渓流歩きスタートです。
みんな余裕余裕です。なーんだ、楽ではないですか。ヤンバルの植物やヒラヒラと舞い踊る蝶々に見とれたりと、観察に余念がありません。が、しかし!
澄んだ水の流れに感動しちゃいました |
だんだん渓流が激しくなります。岩場もまたキツくなります。山歩き案内人の喜屋武さんが、進路を探り、より安全なコースを提示してくれますので、その後をついていきます。喜屋武さんによると、例年より雨が少ないため川の水量が低下しているので「楽」とのこと。
どうしても足場がない、という場所では、喜屋武さんだけでなくサポーターとして参加された知花さんがフォローしてくれました。この方、実は、沖縄ではよく知られたすごい方。あとでご紹介しますね。
しっかりとサポートしてもらえるから安心ですよ |
今回は、2カ所でロープを使いました。また、川が深すぎて陸側を歩かざるを得ない時には、ハブが居ないか徹底的にチェックします。
ハブのテリトリーは周辺2~3メートルに過ぎないので、杖代わりの棒で藪を叩き、万一居た場合は、ちょっとだけハブに出ていってもらうのだそうです。ハブの立場で考えれば、人間のほうが邪魔者というわけですね。
いったいどれほどの時間が経ったのか。夢中でついて行ったので、周囲の自然に見とれる余裕無しでしたが、目的地の滝にたどり着いたのは、スタートしてからジャスト1時間後。
子供時代をついつい思い出します |
たったそれだけの時間に過ぎなかったのです。時間を忘れて楽しまさせていただきました。感動のシーンは次のページでどうぞ!