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山の自然学校ビーチロックビレッジ

今帰仁の山中にビーチロックビレッジが誕生して1年を迎えました。全国から集まった若者たちが今も村づくりに取り組んでいます。自然体験のできるこの村を取材してきました。

執筆者:鈴木 雅子


今帰仁の山で沖縄自然体験

沖縄本島北部、今帰仁の夢有民牧場内に誕生したビーチロックビレッジ。自然体験をテーマにした宿泊施設です。

放牧中の馬たち
ビーチロックビレッジにて
ウネウネと続く山岳道路を経て夢有民(ムーミン)牧場にたどり着いたとたん、放牧されている馬たちがお出迎え。車の前を悠々と横切ってゆきます。

ビーチロックビレッジにて
音楽で歓迎してくれたスタッフさん
小道を下りて少し歩くと、いよいよビーチロックビレッジです。

一言で説明するならば「集落」。山間の小さな村という感じです。村人と呼んだほうが似合いそうなスタッフの皆さんは、訪れる人たちに「こんにちわ」と笑顔で声をかけています。いずれも若い人たち。

ビーチロックビレッジの写真ビーチロックビレッジの写真
左はテント村。右はパオのベッドルームです。

ビーチロックビレッジの宿泊施設は、コテージ、パオ、テントの3種類。これらはすべて、全国から集まったスタッフたちの手作りです。コテージアシスタント、カフェ&バーアシスタント、建築アシスタントなど、彼らはテントに住み、村の住人として村づくりに参加しています。

ビーチロックビレッジの写真ビーチロックビレッジの写真
石焼き釜でピザを作っています。絶景お風呂もあり!

村内のお風呂、トイレもすべて手作り。ゴミを出さず、資源を無駄遣いしないため、夢有民牧場の家畜から出た排泄物は野菜畑の肥料に転用されます。あ、もちろん衛生的に管理されていますからご安心を。

提供される食事もすべてエコ。ビレッジ内で採れた野菜がメインです。ピザを焼く石釜もまた、手作りです。人間が集まれば、一から村を作ってしまうことだって可能なのだなぁと、改めて驚いてしまいました。

ビーチロックビレッジにて
広報担当の金子さんです
広報担当の金子さんは、ビレッジの運営においてもっとも気をつけていることは、地域社会に受け入れてもらうこと。

「アクセサリー作りの体験教室などは、地元の子どもたちも来てくれます。カフェバーにも、地元の方が飲みに来てくれるんですよ」という金子さん。この言葉通り、観光のお客様だけでなく、家族連れのウチナーンチュの方々も遊びに来ていました。


ビーチロックビレッジの写真ビーチロックビレッジの写真
カフェでくつろぐお客様もいれば、手作りアクセサリーを作る人たちも……。

ビーチロックビレッジにて
おススメは石釜で焼いたビザ
まだまだ若い村。パワーがあります。人材を新陳代謝しながら、ビーチロックビレッジは発展を続けていくでしょう。遊びに行く場所としては大変面白い所だと思います。スタッフたちのサービスもよく、居心地のよいカフェタイムを過ごせることでしょう。

また、宿泊だけでなく、漠然と自然の生活にあこがれる人に、自給自足の真の意味を体験させることのできる生命力アップ! 自給自足体験キャンプをはじめ、乗馬体験、リバートレッキング、無料の農業体験などを行なっています。

ビーチロックビレッジにて
おどけて見せるお茶目なスタッフさんでした


■BEACH ROCK VILLAGE
住所 沖縄県国頭郡今帰仁村謝名1331
電話 0980・56・1126(受付 8時~20時)
HP オフィシャルサイト

※6/14に加筆・修正を行いました。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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