浜比嘉島は、沖縄本島中部の勝連半島から車で15分ほどにある周囲7kmに満たない小さな島です。約167世帯、人口わずか421人(2004年3月現在)。島民の半数以上が農業と漁業に従事しています。
この島は、決して有名な観光地ではありませんが、神々が住む神秘の島にふさわしく、集落のたたずまいにも昔沖縄の風情がたっぷりと残っています。心も身体も安らぐ不思議な島なのです。
【島を散策する】
浜比嘉大橋を渡ると、右側が浜地区、左側が比嘉地区です。時間がある方は、風情あふれる集落を散策されてはいかがでしょう。
浜地区には「西の御獄」「ビジュル神」「ウブガー」、そして立身出世の神といわれる「地頭代火の神」が祭られています。
また、浜比嘉大橋から左にある比嘉地区には、前述の「アマンジ」「シルミチュー霊場」のほかに築120年を経た古民家「吉本家」、「比嘉グスク」、「ソージ御獄」、「竜神神」などがあります。
浜比嘉大橋のまん前、両地区にいたる中央付近には「東の御嶽(シヌグ堂)」、「ヤマトンチュ墓」があります。
【ビーチ】
浜地区には沖縄県のふるさと海岸整備モデル事業により「浜ビーチ」が整備されています。また、比嘉地区には比嘉漁港近くに「兼久ビーチ」が、島で唯一のリゾートホテル「マリンリゾート浜比嘉」の下には「ムルク浜」というビーチがあります。
浜比嘉のビーチの特徴は、なんといっても静けさ。夏休みシーズンになると、静けさの保証はできませんが、それでも他のビーチに比べると静寂です。
私がここのビーチでよくやるのは「昼寝」♪ 波の音がなんとも心地いいんですよ。木陰、あるいは岩陰にもぐりこみ、1~2時間ぐっすり、なんてこともザラなんです。
※勝連町役場産業課商工観光係 電話098・978・2158
【釣り】
島の周辺すべてがポイントです。大型魚から小魚まで狙えますが、特にタマンは魚影が濃いそうです。タマン狙いならばマリンリゾート下のムルク浜がおすすめとのこと。浜漁港はハイイユ釣りの名所だとか。アヤバイユ(ホシサヨリ)の大型も数釣れるといいます。
比嘉集落前の船着き場突堤はファミリー向けのポイント。約300mの突堤の比嘉漁港は中級、ベテラン向きのポイント。また、打ち込みで、ガクガク、クワガナー、ジューマー、ムルー、ヤマトビーなど、手のひらサイズ。シルミチャー霊場近くの海岸は、大型タマンのポイントだそうです。
なお、釣りだけでなくビーチにいかれる人にもお願いしたいのが、ゴミは持ち帰ってね♪
※屋慶名つりぐ店 電話098・978・4656
【1ページ】琉球開びゃく神話「アマミキヨとシネリキヨ」
【2ページ】浜比嘉島で遊ぶ(散策・ビーチ・釣り)
【3ページ】浜比嘉島で泊まる・食べる・イベント