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高級薬膳 イラブー料理ならカナへ行こう!(2ページ目)

イラブー料理は、高級薬膳料理として主に料亭でしか食べられません。これを美味しく、かつリーズナブルに食べさせてくれるのがイラブー料理の店「カナ」です。*2003年11月時点の情報です。

執筆者:鈴木 雅子

ありがたいことに現代では、誰もがイラブーを食すことができます。しかし、気軽な家庭料理というわけにはいかないんです。なにしろ、料理の下準備がとっても大変。

こだわりを持つご主人まず、イラブーを綺麗に洗ってぶつ切りにし、水に一晩つけて戻します。半日炊き込んだ上で骨を抜き、かつおだし、コンブ、テビチ(豚足)などと一緒に更に煮込みます。

このように大変手間がかかりますから、イラブー料理は相変わらず高級料理であり、価格も高めです。

ところが このイラブー料理をリーズナブルな値段で、しかも美味しく食べさせてくれる店があるんです。琉球郷土料理とイラブー料理の「カナ」です。場所は本島の北中城村。ご主人がイラブーを手に持っているんですが、分かりますか?

カナで使うイラブーは、石垣島産のものです。イラブー料理は、燻製の良し悪しも大事ですからカナでは素材選びにもこだわっています。その上でじっくりと手間隙かけて作られるイラブー汁定食が、なんと3500円! これはもう、ぜひ行かねば! ちなみにメニューは次の通り。
イラブー汁定食

・イラブー汁
イラブー、テビチ、昆布などが入っており、カツオだしが効いています。スープはコクがありながらクセも臭みもなく、イラブーの肉もカツオを食べているような感じで淡白です。

・ウカライリチー
沖縄風の卯の花(おから)です。本土のものより水分が少ないのが特徴です。
・フーチバージューシー
ヨモギ入りの炊きこみごはんです。沖縄の炊き込み御飯は割と濃厚な感じで、クセになる美味しさです。フワっと漂うヨモギの香りがたまりません。
・ジーマミ豆腐
ピーナッツで作ったプルプルの豆腐は栄養たっぷり。
・モズク
健康食品としてもっとも注目されているのが沖縄のモズクです。

【カナのデータ】
所在地 北中城村字屋宜原515・5
電 話 098・930・3792
営 業 11時30分~15時/17時30分~22時
定休日 月曜・日曜
注 意 イラブー料理は事前(前日)予約が必要です。

※余談ですが、カナのイラブー料理は手軽に味わえる薬膳料理としてだけでなく、美味しさの点でも評価されています。例えば、割と手厳しい評価サイト「さとなおの美味しい店リスト」で、「カナ」は10点満点の9点と高得点をキープ♪

※この情報は2003年11月4日時点のものですので、以後の内容が変更される場合があります。

※参考 沖縄の飲食店情報
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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