イラブーをご存知でしょうか。那覇の公設市場などで燻製になったものが売られていますよね。棒みたいにしたのもあれば、グルグル巻きになったものもあります。

燻製になったイラブー正式名称はエラブウミヘビ。コブラ科の毒を持つウミヘビです。少々グロテスクなので、これを食べる!というのは気が引けるという方もいらっしゃるはず。

でも、イラブーは1000年も前から珍重されてきた医食同源の高級食材なんですよ。

最近の研究によりますと、イラブーの油にはDHAやEPA、DPA、オレイン酸にビタミンA・D、カルシウム、マグネシウムなど、体の機能を高める成分が豊富に含まれていることが分かりました。

EPA、DPAには血管拡張作用があり血行を高めてコレステロールや中性脂肪の増加を抑え、血栓を未然に防ぐ働きがあります。DHAは脳細胞の活性に大きな役割を果たします。

また、老化防止・血圧降下・動脈硬化・潰瘍などに効果のあるプロスタグランディンもイラブー油には含まれています。

イラブーをよく食す人の経験談としては「精力が回復した」「肌がきれいになった」「冷え性が直った」「だるさが取れた」「髪が黒々としてきた」などという声が聞かれます。

昔から沖縄では、イラブーを滋養強壮の特効薬として大切にしてきましたが、獲れたイラブーは琉球王府に全ておさめなければならなかっため、庶民には手の出ない高級品だったようです。

琉球王朝が、イラブーをイオウや金銀の細工物などと一緒に明の進貢船に積み込んでいた資料が残っていますから、貿易品としても珍重されていたんですね。


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