
タナガーグムイは、植物層のユニークさから、昭和47年に国の天然記念物に指定されており、観光ガイドなどには「タナガーグムイの植物群落」と紹介されています。
リュウキュウアケビ、ケラマツツジ、ホラシノブなど、ここでしか見ることのできない貴重な植物が群生しているんです。
でも! 私の目的は違います!
タナガーとは、テナガエビのこと。クムイは淵です。つまりテナガエビの生息する湖沼であり、ひんやり冷たい水がとっても心地よいんですよ。今ならば水遊びも出来ます。

距離的にはたいしたことありません。50~60メートルほどでしょう。ただし、かなり急傾斜。どう見ても「道」と呼べるシロモノではありません。崖です。ロープを伝って降ります。
正直言いますと、降り口を見てかなりビビリました。カメラやバッグを持っていますので片手が使えません。うーむ。うーむ…。

暑さ逃れの避暑らしい。冷たい清流でビールを冷やし「グイっ」とやる魂胆と見た!
ま、ま、負けられない!!!
ロープがあるので、意外とラクチンでした。赤土ですから、雨上がりで濡れている時は滑りやすくなるかも知れませんが、女性でも大丈夫。小学生なら3~4年生以上というところでしょうか。

地元の人はサッサと行くけど、足元に気をつけて降りていくと、目の前に深淵がドーンと出現しました。滝からは盛大な水しぶき! ガンバって良かった~!!

水が冷たくて、とってもいい気持ちです。


水着を持ってこなかったのがかえすがえすも残念。あったかい海水ではなく、ひんやりとした湖に浸かりたかったなぁ~。
お、やはり! 先ほどのおばぁが、淵に腰掛けてグイっとやってました。う、うらやましい……。

ただし、帰りはキツイ! こんなふうに、ロープにすがって崖道をよじ登るしかありません。水遊びで体力を使い果たした方にはちょっと辛い?
普段使わない筋肉を使ったためか、翌日私は筋肉痛……。
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