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タナガーグムイでひんやりドキドキの夏休み

今年の沖縄は暑い! ヒジョーに暑い!! 例年よりもさらに暑い毎日が続くなか、涼を求めてやんばるに行ってまいりました。ひんやりドキドキ体験したい方におススメのタナガーグムイです。

執筆者:鈴木 雅子


涼しげな滝壷今年の沖縄は、暑い! ヒジョーに暑い!! 例年よりもさらに暑い日が続く今日この頃、涼を求めてやんばるに行ってまいりました。ひんやりドキドキ体験したい方におススメのタナガーグムイです。

タナガーグムイは、植物層のユニークさから、昭和47年に国の天然記念物に指定されており、観光ガイドなどには「タナガーグムイの植物群落」と紹介されています。

リュウキュウアケビ、ケラマツツジ、ホラシノブなど、ここでしか見ることのできない貴重な植物が群生しているんです。

でも! 私の目的は違います!

タナガーとは、テナガエビのこと。クムイは淵です。つまりテナガエビの生息する湖沼であり、ひんやり冷たい水がとっても心地よいんですよ。今ならば水遊びも出来ます。

ちょっと怖い降り口しかし! タナガーグムイに行くには運動靴が必須! ここを降りなければならないんです。服も汚れそうよ。男性はともかく、女性にとってはちょっと冒険かも……。

距離的にはたいしたことありません。50~60メートルほどでしょう。ただし、かなり急傾斜。どう見ても「道」と呼べるシロモノではありません。崖です。ロープを伝って降ります。

正直言いますと、降り口を見てかなりビビリました。カメラやバッグを持っていますので片手が使えません。うーむ。うーむ…。

この崖を子ども達もおりていきます悩んでいたところ、ゴムぞうりを履いた地元のオバアらしき女性が、ビールを抱えてヒョイヒョイ身軽に下って行くではありませんか!

暑さ逃れの避暑らしい。冷たい清流でビールを冷やし「グイっ」とやる魂胆と見た!

ま、ま、負けられない!!!


ロープがあるので、意外とラクチンでした。赤土ですから、雨上がりで濡れている時は滑りやすくなるかも知れませんが、女性でも大丈夫。小学生なら3~4年生以上というところでしょうか。
タナガーグムイの全景

地元の人はサッサと行くけど、足元に気をつけて降りていくと、目の前に深淵がドーンと出現しました。滝からは盛大な水しぶき! ガンバって良かった~!!

冷たい水が気持ちいい沖縄のイメージとはかなり違う光景です。緑の自然と清涼な滝を前にして、静粛な気持ちになってしまいました。

水が冷たくて、とってもいい気持ちです。

ロープから水に飛び込んでいますエビ獲りをしているカップルや、水遊びを楽しむ子どもたちがけっこう居ました。ロープにぶら下がってターザンごっこをしている若者も。

子ども達が遊んでいますおなかの出たおじさんたちも、子ども時代に戻ったようにハシャいでいました。(あんまし見たくはなかった……)

水着を持ってこなかったのがかえすがえすも残念。あったかい海水ではなく、ひんやりとした湖に浸かりたかったなぁ~。

お、やはり! 先ほどのおばぁが、淵に腰掛けてグイっとやってました。う、うらやましい……。

急な崖をロープを伝って登るタナガーグムイは森林浴にもピッタリでした。ちょっとした冒険気分も味わえる清涼感溢れるスポットです。

ただし、帰りはキツイ! こんなふうに、ロープにすがって崖道をよじ登るしかありません。水遊びで体力を使い果たした方にはちょっと辛い?

普段使わない筋肉を使ったためか、翌日私は筋肉痛……。


次のページはタナガーグムイを組み込んだドライブコースの提案です。
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