世界中どこの街に行っても、地域それぞれの文化が集約されたメインストリートや広場がありますよね。人間の営みは、道を通じて成り立ちますから、メインストリートを見れば、その地域の特色が分かります。
本島中部に位置する沖縄市の場合「これがメインストリートである!」と定義されているわけではありませんが、ガイド個人の感想を言わせていただければ、人の流れや交通量、文化の発信度合いなどにおいて「空港通り」(旧名称・ゲート2ストリート)が該当するのではないかと思っています。
沖縄の人たちは、今もこの街を「コザ」といい、また、空港通りをゲート2(Gate2.St)と呼びますので、ここではそのように表現させていただきますね。
北谷のアメリカンビレッジや那覇の新都心など、新しい街が次々と生まれている沖縄にあって、アメリカ統治時代の痕跡を今も色濃く残したミクスドカルチャーな街がゲート2を中心に広がる一帯であり、つまりはコザの中のコザです。
普段のゲート2が1番混むのは朝夕のラッシュ時。それ以外の平日は、大変のんぴりした雰囲気で、人通りもまばらです。まさかここが、金・土曜日になると舗道に人があふれ、朝まで眠らない街に大変身するなんて、本土の方には想像もつかないと思います。
わずか数百メールのメインストリートには、ライブハウス、ショークラブ、ビリヤードバーなどが密集しています。基地前に発展した門前町的なストリートですので、アメリカ色が濃厚です。
遊んでいる方々の80%は外国人ですけれど、日本人も結構楽しんでいます。この写真は舗道カフェのお客さま。本当のコザを見たいのであれば、週末の夜、おいでになることをおススメします。
そんなゲート2ストリートに新たな動きが出てきました。スタンドアップ(屋台)スタイル店の増加です。焼き鳥店が多いことから、ゲート2を「焼き鳥ストリート」と呼ぶ人も増えています。どういうわけかアメリカ人は焼き鳥が大好きなんです。そんなお店の数々をご紹介しますね。
★2~4ページ
・正統派焼き鳥店から超おもしろ店まで一挙にご紹介!
★5ページ
・コザ初心者のためのコザ・ナイト・ツアー参加要綱。