海の暦はもう春♪
ラ・サンテ From:札幌
久々に「ラ・サンテ」でランチを楽しんできました(ランチは土日のみ)。早春の名物料理が、日本海産の「春ニシンのスモーク」。黄金色が美しいニシンは燻香と、ほどよく水分が抜け凝縮した味わいがいい感じ。私にとって、春を感じる料理です。サクラマスももうメニューに出ていました。爽やかなサーモンピンクの身を、たっぷりの春野菜と一緒にいただきました。
札幌も雪解けが進み、そろそろ冬靴を仕舞う時期。お腹と足元から、春の訪れを実感した一日でした。
(左)春ニシンのスモーク(右)サクラマスと春野菜 |
【DATA】ラ・サンテ
札幌市中央区宮の森1条6丁目5-1 M1.6ビル2階 | TEL 011-612-9003
http://www.la-sante.jp/
70年間守られてきた味
エーデルワイスファーム From:札幌
ライターという仕事をしていると、実にいろいろな方にお目にかかります。「へぇ、そんな生活をしていたんですか?!」と驚いたのが、北広島市にある「エーデルワイスファーム」のオーナー・野崎さん。おじいさん、おばあさんの代(約70年前)から豚を飼い、ハムやソーセージを手づくりしていたのだそう。冷蔵庫のない時代、豚肉加工は冬場の仕事。外の仕事が少ない冬は、自家用につくられたいろいろなものを食べながら、静かに過ごしたのだとか。今でいうスローライフそのものですね。
二代目の代で牧場は手放したものの、家庭でつくるハムやソーセージがクチコミで話題になり、あるホテルのシェフからオーダーを受けて商品化。そこから、手づくりハム・ソーセージの工房を始めたのだそうです。
(左)商品は、北広島の直売店と地方発送でのみ販売(右)直売店では日替わりで試食品も提供 |
ここのベーコンが好きなんです。柔らかい火でも脂がすうっと溶けていくところが気に入っています。氷温熟成という独自の手法で約4週間、調味液に漬け込んでから薪でスモーク。低い温度でじわじわ脂まで熟成させているので、低い温度でも脂が溶けるのはそのため。大手メーカーだと、漬け込みにここまでの時間をかけられないのが実情なんですよね。
あと、画像はありませんが、ここの自家製鶏レバーパテも美味。冬場に数量限定でつくっているので、品切れの可能性はありますが、一食の価値ありです。
【DATA】エーデルワイスファーム
北広島市輪厚531-7 | TEL 011-377-6656
http://www.someplace-else.com/
※サイトでネット通販可能。
【関連サイト】
好評連載中!エーデルワイスファームを紹介した記事(Fron:読売新聞)