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専門用語で楽しむ「雪まつり」の舞台裏

今年の冬も『さっぽろ雪まつり』が始まります。ビル5階相当の大雪像がどうつくられているかご存知ですか? 大雪像制作の技と知恵を、現場の専門用語から解説。やっぱり雪まつりってスゴイ!

執筆者:小西 由稀

札幌では、毎年冬には『さっぽろ雪まつり』が開催されます。会場は「大通会場」「つどーむ会場」「すすきの会場」の3ヶ所。中心となる「大通会場」では、1丁目~12丁目まで大小約200基の氷・雪像が立ち並びます。大雪像に至っては高さが15m。5階建てのビルに相当する大きさです!

この大雪像がどうやってつくられるのかご存知ですか? 
最終仕上げ目前の会場に潜入すると、専門用語が飛び交っていました。知ってるようで知らなかった、雪像づくりの技術と知恵の数々。現場の専門用語から、雪像づくりの様子を紹介しましょう。やっぱり、「さっぽろ雪まつり」ってスゴイ!
 
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▲どうみても建設現場!でも、ここからあの美しく迫力のある雪像がつくり上げられるのです!

足場が組まれ、ブルーシートやユンボ(パワーショベル)が大活躍。マンションの建設現場さながらの画像ですが、完成まで1週間を切った、大通西10丁目会場の様子です(2008年1月29日現在)。

今回取材にご協力いただいたのは、「札幌市大雪像制作団」が制作する大雪像「あっマンモスだ!~チビナックスの北極探検隊~」の現場。チビナックスとは、大泉洋さん等が所属する劇団「TEAM NACS」のメンバーをモデルにしたアニメ・キャラ。
特徴をつかんだ各キャラの表情とリアルなマンモスの迫力が楽しめる、横24m×高さ15mもの大雪像です。
 
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▲実物の33分の1の模型。かなり精巧です

こういうキャラものの大雪像は1体ずつつくり、後で合体させるのかと思っていましたが、一本彫りの十一面観音ように、巨大な雪の塊から削りだしてつくっているのだそう! ちっとも知りませんでした。※一部、別につくり後からつける細工もあります。

次のページで大雪像の製作過程を専門用語を交えて解説します。
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