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12月の美味しい話~旬の味・お店案内(3ページ目)

【12/28更新】12月に食べておいしい旬の食案内を日記風に綴っています。今月は時節柄、魚介たっぷりのブイヤベースなど、温かい料理の話が中心にご紹介。

執筆者:小西 由稀


いざという時の味方!道産調味料
オーガニックケルプ、中央食鶏 From:函館、三笠

忘・新年会にクリスマスと、何かと自宅で料理をする機会が増える時期に、揃えておくと安心な2種類の調味料をご紹介。

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まず、函館の海藻専門店「オーガニックケルプ」から出ている「海乃香藻」(うみのハーブ)シリーズ。
海藻と自然塩をブレンドしたもので、現在のところ地元のガゴメ昆布とおとひめ昆布を使い、粒度の違いなどで5種類を用意。自然塩はその海藻を採取した地区の海水を、黒松内町の塩職人が窯焚きしたものを使っています。

この海乃香藻をひと振りすると、味が違ってくるんですよ。和食だけではなく、イタリアンやお肉の下味にも旨味がプラスされるのでおすすめ。海藻と塩、同じ海で採れた自然素材の調味料なので、お湯を注ぐだけでおいしいスープにもなりますよ。

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そして、「中央食鶏」の「三笠の鶏醤」は、魚醤ならぬ鶏の内臓からつくった発酵調味料。原料の鶏も、麹に使う米も小麦も道産。一般的に動物性の醤は独特の匂いが気になりますが、鶏醤は不思議と匂いがないのが特徴です。

薄口醤油のような色合いで、若干塩分が高いので白醤油のような感覚で使えます。無添加で加熱をしない“生きている”発酵調味料なので、冷蔵保存が必須。個人的にはそのまま使うよりも、希釈してダシやタレとして使うのがおすすめ。今の時期なら鶏鍋のダシにぴったりですよ。

【DATA】オーガニックケルプ
こちらからWeb通販可能
【DATA】中央食鶏
こちらからWeb通販可能

<関連サイト>
海乃香藻を紹介した記事
三笠の鶏醤を紹介した記事
(いずれも、From:好評連載中!読売新聞「恵みの大地」)



来年が楽しみ新品種

”おいしく””栽培しやすく”を目的に、日々さまざまな農作物が品種改良されています。先日、「北海道農業研究センター」による新品種のお披露目会がありました。いくつか種類がありましたが、私が注目したのは、巨大胚米『ゆきのめぐみ』と、カボチャ『TC2A』(別名:ほっとけ栗たん)。

『ゆきのめぐみ』は北海道での栽培に適した初の巨大胚芽品種。通常の玄米よりも胚芽がおおきく栄養豊富で、胚芽精米GABA含有量は「ほしのゆめ」の倍以上。玄米よりも時間をかけずに炊ける点も優秀。ぷちぷちした食感もまたいいんですよ。

ほっとけ栗たんは、皮は硬いけれど味がいい幻のカボチャ「まさかりカボチャ」の流れを汲む品種。ホクホク感も甘みもある、おいしいカボチャでした。

いずれも本格的な栽培&出荷は、来年以降になるのだそう。来年の収穫が楽しみ。今から要チェックの品種ですよ。
新品種のお問い合わせは、北海道農業研究センターHPへ。

左上/発芽玄米ゆきのめぐみとポルチーニのリゾット・日高ホエー放牧豚フィレ肉のコンフィー、道産クリームバターソース 右上/ほっとけ栗たん
の冷製クリームスープ 左下/ジャガイモもこんなに品種があるんですよ 右下/カラフルポテト。きれいですよねぇ
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