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今すぐ予約!濃昼茶屋で磯料理

『濃昼茶屋』と書いて、「ごきびるちゃや」と読みます。日本海の小さな小さな漁村にある磯料理店。ここは味良し、人良し、雰囲気良し。三拍子揃ったかなりのオススメ店です!

執筆者:小西 由稀

濃昼茶屋は2006年に閉店しました。
ご主人は増毛町で寿司店「すが宗」をオープンされています。
詳しくはこちらへ→2007年3月のおいしい時間



最近の北海道は、「産地で味わう」料理店が増えてきました。食の供給基地と呼ばれながらも、良い食材の多くは札幌や築地へ直行。産地なのに地元の味を食べられない状況が続いていましたが、ここ数年で地の恵みを提供するお店が続々登場。獲(採)れた場所で獲(採)れたものを味わうのが、やっぱり一番の贅沢ですよね!

今回ご紹介する『濃昼茶屋』もそんな一軒。日本海沿いの濃昼(ごきびる)という、小さな小さな漁村にある料理店です。
※札幌から車で1時間20分くらい。厚田村浜益村のちょうど境界に位置します。

店舗は築100年以上の鰊番屋と網元の住宅を利用。味わいのある木造の建物、屋号を掲げた赤屋根、潮風に揺れる真っ白な暖簾・・・。この外観からも料理への期待度が高まります。


お店紹介の前に、まずはご主人のご紹介を。
店主の菅原豊さんは、札幌で名の通った寿司屋を経営していた職人さんだった方。私はその当時にも取材したことがあって、休みの度に道内の漁港を回り、舌と足で仕入れルートを開拓する姿勢に「真面目な方だなぁ」とすごく印象に残っていました。

そんな菅原さんが、「本当に美味しいものを食べてもらうなら、産地でやるのが一番じゃないか」と、一念発起。繁盛していた寿司店を人に譲り、奥さんの保子さんとふたり、札幌から知名度の低い濃昼に住まいを移したのです。丸1年かけて痛んだ建物を修復。この間、網のつくろいを手伝うなどして、漁師さんとの信頼関係を築かれたそうです。そして、平成12年6月にようやく開店と相成ったわけです。

さて、気になる店内と料理は次のページへ
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