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今すぐ予約!濃昼茶屋で磯料理(2ページ目)

『濃昼茶屋』と書いて、「ごきびるちゃや」と読みます。日本海の小さな小さな漁村にある磯料理店。ここは味良し、人良し、雰囲気良し。三拍子揃ったかなりのオススメ店です!

執筆者:小西 由稀

料理は前浜の魚介類を主体にした、磯料理のおまかせコースのみ。メニューは月替わりで、昼・夜ともに全10品が出ます。
「わざわざ足を運んでもらうのだから、ゆったり過ごしてほしいし、満足していただきたい」という思いから、お店は完全予約制。1回でせいぜい2組、1日最多で4~5組のために、早朝から濃昼の浜で魚を選び、時間をかけて丁寧に仕込みをします。前浜で揃わない素材は近隣の漁港や、以前のルートを生かして仕入れをしているそうです。

この日(4月中旬)は、真ダコの柔らか煮など前菜3種盛りから始まり、コリコリした食感が不思議な珍味ルッツの醤油漬け、朝揚がったばかりのソイ(北海道では鯛のような扱い)、締めたニシンなど刺身の盛り合わせと続きます。





そして、子持ちハタハタのしょっつる鍋旬のマスを使ったちらし寿司ハッカクのみそ焼きと、この辺ですでにお腹はかな~り満腹状態。でも食べられちゃうんですよね、不思議と。メニューは魚づくしの構成ですが、素材の持ち味を引き出して丁寧に調理しているため、最後まで飽きずにいただけるのです。

この後は揚げ物、小鉢が出て、締めはご主人が打った10割そばが登場。そしてデザートのハスカップの実をのせた豆乳プリンも美味♪ 

店内は明治時代の網元の家を利用しているだけあって、レトロな雰囲気が素敵。待ち合いに使っている部屋は、まるで「サライ」の表紙を飾りそうな感じ(笑)。席は個室になっていて、ゆったり落ち着いてお食事が楽しめます。接客を担当する保子さんの柔らかで心のこもった応対も、好感度大っ!

長年、魚に携わり、こだわってきたご主人がつくる磯料理は、納得の美味しさ。週末はなかなか予約が取り難い状況ですが、平日は比較的余裕あり。わざわざ出かける甲斐のある一軒です。

<DATA>
浜益村濃昼1-1 TEL013379・2777 12時~18時入店まで 無休(11月~3月は休業)¥昼3500円~、夜5000円~
※現在は16時までの入店で、3675円のコースのみ提供されているそうです。
※7月の日曜日は予約を取らず、寿司、ウニ丼、刺身のみを提供する予定
※クレジットカードの利用は不可なのでご注意を。

<周辺情報>
札幌~浜益間は、日本海沿いを走る気持ちのいい♪シーサイドライン。左に波頭きらめく海を、正面にはまだ雪渓が残る山々を眺めながらと、表情豊かなドライブコースになっています。

厚田朝市
4月~7月の毎日開催。朝揚がったばかりの魚介類が浜値の特価で買えます。午前中の早い時間が狙い目!浜の母さんとの掛け合いも楽しく、これぞ対面販売の醍醐味という感じ。
妹尾豆腐店
看板もない民家のようなお店ですが、週末には行列ができる人気店。100年前からの手法を大切にした「手造り厚田とうふ」は、豆の風味が生きる昔懐かしい味わい。ここの油揚げもおいしいし、冬期限定のがんもはめちゃ旨です。
厚田村厚田31(漁港の近く) TEL01337・8・2408 売り切れ次第終了

<関連サイト>
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