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北海道の旬味めぐり3・夏のお宝ウニ雲丹うに! 生唾ゴックン!日本一のウニ丼(2ページ目)

夏の楽しみといえば橙色に輝くウニ! なかでも絶品なのが礼文島と利尻島。最果ての島へ日本一のウニを食べに行ってきました。垂涎のウニレポートをお届け。空腹の時は見ないほうがいいかも。

執筆者:小西 由稀

●○●礼文のウニ●○●

礼文メモ>ここは花の浮島と呼ばれ、多彩な花々が咲き競います。一番の見ごろは6~7月。島固有の植物が多く、私が行った7月上旬もレブンウスユキソウ(エーデルワイス)がキレイに咲いてました。

さて、本題のウニの話。実は私、数年前までウニが苦手でした。日本海側のとある漁村でウニ丼をご馳走になってから開眼。獲れたてのウニはやっぱり美味しい! ウニは柔らかいため、ミョウバンという添加物を使って形崩れを防いでいるんですね。せっかくのウニも添加物のお陰で、変な磯臭さが残って味が落ちちゃうワケです。私のウニ嫌いも、このミョウバンが原因でした。夏(一部、噴火湾など冬が漁期の地域も)のウニは、殻から出して塩水に浮かべ保存しているため、形崩れもせず風味もそのまま。ウニ嫌いな人にはぜひ試してもらいたいですね。



礼文でウニを食べるなら、イチ押しは【ちどり】。ここのウニ丼は小ぶりですが、ガンゼをたっぷり使ってます。そして、嬉しいことに、ご飯とご飯の間にもガンゼが。普通はワサビを溶いたお醤油をかけて食べるのですが、ここではウニの風味そのままを味わってほしいからと、醤油皿はあえて出していません。お醤油をかけずとも、ガンゼの甘みと磯の香り、隠し味程度に使ったワサビの風味で美味しくいただけます。「こんな美味なウニ丼を食べられて、神様ありがと~っ!」って感じです。

そして、ここではホッケのちゃんちゃん焼きもオススメ。ご存知の方もいるかと思いますが、ちゃんちゃん焼きといえば、特製みそと野菜で蒸し焼きしたシャケが有名ですが、島ではホッケが定番。炭火でネギみそをのせたホッケを焼き、焼けた部分から身を崩し、みそと混ぜながら食べるんです。ちどりでは7種類の調味料で作った特製のネギみそを使ってます。ちょうど夏はホッケ漁もあり、脂ののったホッケとピリ辛みそは抜群の相性!マジ美味しいです。
ちなみに、ちどりはメニューに初めてウニ丼を出したお店であり、ちゃんちゃん焼きの名称をつけたのもココだといわれています。元祖のお店ってワケですね。ちゃんちゃん焼きとは、鉄板で焼いた魚の身をヘラで崩しみそと混ぜる時に出る音からつけたのだとか。

★ちどり/礼文町香深 TEL01638・6・2130 
ウニ丼3000円、ホッケのちゃんちゃん焼き800円
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