京都の観光・旅行/京都の基本情報

京都の祭り・イベント(3ページ目)

京都の1年の主要イベント、これだけは見逃せないお祭りなどをご紹介します。

執筆者:藤田 功博

京都の秋

紅葉

紅葉シーズンは、ライトアップもお見逃しなく!

秋は京都のベストシーズンということもあり、木々が色づく前から観光客で賑わいます。気候的にも過ごしやすく、夏とは違った自然の美しさも見られ、おすすめです。連休の週末などは、3ヶ月前には予約が埋まると言われていますので、秋に京都旅行を計画されるなら、7月くらいには確実に手配を済ませる必要があります。

10月:秋の訪れと共に活気付く1ヶ月

京都三大祭のひとつ「時代祭」が行われます。平安時代から今までの時代の移り変わりを、当時の衣装と共に振り返ることができます。パレード的な意味合いも残るためか、京都三大祭の中でも、葵祭・祇園祭に比べると若干盛り上がりに欠けます。同じ日の夜には鞍馬の由岐神社で「鞍馬の火祭」が行われ、巨大な松明に火が点る勇壮な風景を目にすることができます。

10月上旬から 秋の特別公開(市内各所で随時開始)
非公開の寺宝や塔頭などが期間限定で公開されます。

10月中旬 大陶器市「清水焼の郷まつり」(山科)
山科にある清水焼団地で行われるお祭りで、周辺の陶芸家が市場には出せないとっておきの品や、格安のB級品を展示即売します。焼物ファンが全国から集まります。

10月22日 時代祭(御所・平安神宮) 鞍馬の火祭(鞍馬)
昼に時代祭が行われ、夜には鞍馬で火祭が行われます。暗闇の中、巨大な松明に火が灯され火の粉が雨のように落ちてきます。迫力ある祭りが見たいなら、火祭はぜひチェックしてみてください。

11月:京都のベストシーズン! ほぼ毎日祭りやイベントが

紅葉の中を走りぬける叡山(えいざん)電鉄にもぜひ乗ってみて

紅葉の中を走りぬける叡山(えいざん)電鉄にもぜひ乗ってみて

中旬くらいから紅葉のピークが各所で訪れます。桜と違い、紅葉はかなり長い間楽しめます。それゆえ、11月中旬から12月上旬にかけては、平日、週末を問わず道路は渋滞し、市バスは時間通りに来なくなり、車内もぎっしり満員となります。日が沈むと共にかなり冷え込みますので、手袋やマフラーなどしっかりとした防寒の用意が必要です。

11月上旬から 夜間拝観など(市内各所で随時)


11月中旬から 紅葉まつり(市内各所)
紅葉をゆっくり見られるよう、茶席が設けられたり、雅楽の演奏などが各寺で行われます。

11月下旬 顔見世(祇園・南座)
顔見世とは、歌舞伎の年末興行「顔見世興行」のことで、冬の風物詩となっています。出演者の名前が、劇場の表に掲げ上げられる「まねき上げ」が有名です。ここから約1ヶ月間、東西の人気役者による歌舞伎が連日上演されます。

12月:年末も京都は大混雑!

年末の錦市場の大売出しには、おせち料理の素材を求めて地元人と観光客が殺到し、歩くのもままならないくらいの混雑となります。年が変わる頃には、除夜の鐘を突けるお寺もたくさんあります。

大晦日はJR、私鉄の各線で臨時ダイヤとなり、朝まで電車が途切れることがありません。冬は食事が美味しく、寺社も人が少なくて快適な、おすすめのシーズンです。ただし夜は凍えるほど寒いので風邪をひかないように。

12月上旬 嵐山花灯路(嵐山)
渡月橋や嵯峨野の竹林など、名所がライトアップされる毎年恒例のイベントです。

12月21日 終い弘法(南区・東寺)
12月25日 終い天神(北野・北野天満宮)

どちらも、毎月境内で行われるフリーマーケットの総ざらえです。目玉品や処分品が大量に登場し、掘り出し物を求めるお客さんでごった返します。

12月31日 除夜の鐘突き(市内各所)
をけら詣り(祇園・八坂神社)

社殿で“をけら火”を吉兆縄に点火し、消えないようにまわしながら持ち帰ります。それを種火にして雑煮を作ると一年間無病息災で過ごせると言われています。

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