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京都の祭り・イベント(2ページ目)

京都の1年の主要イベント、これだけは見逃せないお祭りなどをご紹介します。

執筆者:藤田 功博

京都の夏

夏はとにかく蒸し暑い! 日が落ちてもサウナのような息苦しさです。こればかりは覚悟していても面食らうことでしょう。ビアガーデンがささやかな地元人の楽しみとなります。

7月:とにかく祇園祭一色!

祇園祭

祇園祭には毎年、数十万人の人々が訪れます

7月いっぱいが祇園祭、特に15、16日の宵山、17日の山鉾巡行と神輿がにぎわいます。17日夜の神幸祭、24日夜の還幸祭は、これぞ祭りという大迫力の神輿を堪能できます。ちょっと外へ出るのも嫌気がするほど、連日酷暑が続きます。

7月15日 宵宵山(四条烏丸周辺)
ライトアップされた鉾(ほこ)を見て回りながら、屋台めぐりができます。人酔いするほど大勢の人が繰り出し、すごい熱気です。

7月16日 宵山(四条烏丸周辺)
宵宵山と同じく、ライトアップされた鉾を見て回りながら、屋台めぐりができます。お囃子の練習も各鉾町で行われるので、ぜひ耳を傾けてみてください。

7月17日 山鉾巡行 神幸祭(祇園~烏丸など)
朝から昼までが山鉾巡行、日が暮れてから、神輿が街に繰り出す神幸祭が始まります。

7月24日 還幸祭(祇園~烏丸など)
お旅所におさめられていた神輿を、再び八坂神社に奉納します。

8月:酷暑も送り火の日まで!

夏の終わりを告げる大文字送り火が開催されます。市内のホテルやレストランでは、鑑賞会と銘打ったイベントが多数開催され、ゆったりと送り火を楽しみたい方はそれらを利用するのがおすすめです。ただし送り火は意外と短時間で終わり、余韻もそれほどありません。面白いことに、毎年この日を境に酷暑がひと段落し、秋の到来が間近に感じられるようになります。とは言え、半袖で十分です。

8月中旬 納涼古本まつり(下鴨・下鴨神社)
全国の古本屋さんが集まり、露天を出す毎年恒例のイベントです。古本ファンでかなりの賑わいを見せます。

8月15日 花背松上げ(花背)
20mほどもある巨大な松明に火を付け、お盆に迎えた精霊を送るとともに、火難除けや五穀豊穰を祈願するものです。

8月16日 大文字送り火(市内各所)
京都の夏の風物詩のひとつ。「大文字」や「妙法」など5つの山で漢字や記号をかたどった炎が上がり、先祖の霊をあの世へ送り届けるという宗教行事です。

8月23日、24日 千灯供養(嵐山・化野念仏寺)
こちらも先祖供養のイベントです。明治時代から行われており、暗闇の中、ろうそくの灯りで浮かぶ石仏の数々が幻想的な世界を創り出します。

9月:歴史ある祭事が様々に

9月は大きな規模の祭事はありませんが、重陽の節句や鵜飼など、伝統ある催しが各所で開催され、見慣れない人にとっては伝統文化にふれる良いきっかけになります。ハモや丹波の山菜など美味しいものが増え始め、気候的にも観光しやすい時期になります。昼間は8月並みの陽気の日もありますが、夕方からは長袖や羽織るものが必要になります。

9月9日 重陽の神事(市内各所)
白菊・黄菊の菊花を献じ、国家安泰、無病息災を祈願するもので、各地の神社で行われます。

9月下旬 中秋の名月(市内各所)
庭の広い寺などでは観月会が催されます。時間を忘れてゆっくりと月を眺めるのも味わい深いものです。

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