旅館/甲信越の宿・旅館

「天地人」の舞台に泊まる。

NHK大河ドラマ「天地人」の舞台、越後・六日町。兼続が修行を積んだ雲洞庵住職の書がかけられる豪農屋敷の温泉宿に泊まりにいきませんか。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

「直江兼続」菩提寺「龍言寺」から名をいただく宿

雲洞庵
幼少時の兼続(幼名:与六)が研鑽・修行を積む越後一の寺「雲洞庵」。
09年1月、篤姫に代わり、NHK大河ドラマ「天地人」がスタートします。
主人公「直江兼続」は、謙信の死後、越後を守る上杉景勝の有能な家臣。ひたすら「利」を求める戦国時代において、信長や秀吉を袖に振り、一貫して「義」を貫く武将として、妻夫木聡が演じます。兼続を支える年上の妻、お船役には常盤貴子。その他、豪華なキャスティングは、篤姫同様、日曜の夜を楽しませてくれることでしょう。
さて、この「天地人」の舞台は、越後から米沢へと移っていきますが、上杉景勝や直江兼続が生まれ育ったのが、越後の国、新潟県南魚沼市の「六日町」。
景勝(幼名:喜平次)や兼続(幼名:与六)が、幼少期を過ごし修行を積んだ越後一の寺「雲洞庵」があり、ドラマの初期の舞台として登場します。六日町は、すでに「天地人」一色。スキーヤーに交じって、兼続ゆかりの地を訪ねる方々も増えています。

龍言
文政年代の母屋の幽鳥の間。到着時にここでお茶をいただく。
そして、ぜひ六日町を訪ねたら泊まりたいのが、温泉御宿「龍言」。兼続の菩提寺のひとつ「龍言寺」の名をいただき、坂戸山を望む広大な敷地に越後豪農屋敷を移築した、クラシックな旅館です。
荘厳な長屋門をくぐり、屋敷の玄関を一歩入るとそこは、江戸時代にタイムスリップしたような空間。凛とした空気の中、磨きぬかれた床や柱が黒く光り、各部屋には雲洞庵の第45代住職新井石龍禅師の書が飾られ、天地人の舞台としてのムードも満点です。
囲炉裏の間あり、雪の庭を望む客間もあり、迷路のような建物を巡る楽しみに加え、とろみのある六日町温泉の雪見の湯が、なんとも心落ち着かせてくれる宿です。加えて、越後の清酒。酒処「安穏亭」や売店には魚沼の銘酒が各種揃っています。お土産には、高千代酒造の「天地人」ゆかりの酒はいかがでしょう。
龍言は通常一泊3~4万円。ただし、09年冬の数日間に限り、一泊朝食付き12,000円という「特別価格」でご奉仕中。詳しくは、旅館プレミアムアウトレット「宿あそび」の「おためし泊まり」をご覧ください。
今年の冬、「天地人」を観て、「六日町」に泊まりに行きませんか!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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