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時間消費を楽しむ大人のための新カテゴリー 「スロースタイル旅館」の誕生(3ページ目)

一泊から滞在へ。豊かな日常を脱して、大人の休日を愉しめる”スロースタイル”の温泉旅館が05年誕生します。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

平成17年夏 星のや軽井沢 誕生

星のや軽井沢のサイト
軽井沢の森の中の谷あいに温泉集落が誕生する。
浅間山の伏流水流れる軽井沢の森に「星野エリア」と呼ばれる一帯があります。
野鳥の森に小鳥がさえずり、湯川にカワセミが飛ぶこのエリアには、東京に通勤する新別荘族の家々やホテル、そして有名なチャペル、温泉浴場「トンボの湯」、そうしたコミュニティのお腹を満たす「村民食堂」等があります。
そしてこの谷に、平成17年7月20日、新しい「集落」ができます。
それが「星のや軽井沢」。
これまでの星野温泉ホテルが「百年に一度の改築」を行い全面リニューアル。「日本の姿を新たな発想で映す温泉旅館」として歴史的第一歩を踏み出します。
いや、これは温泉旅館といってよいのでしょうか。森に“散在”する新しい温泉集落「星のや軽井沢」の特長の一部をコピーからひろってみました。
軽井沢キュイジーヌ
星のや軽井沢では、その日の気分で食の選択ができる。
夜中に着いて、月夜の温泉。
お腹がすいたら、夜ご飯。
朝寝坊して、昼ご飯。
気軽にふらっと、村民食堂。
部屋で寝転び、ルームサービス。
のどが渇いたら、よなよなエール。
少しだけ、おわかりでしょうか。星のや軽井沢では、現代人の旅のスタイルを反映させたサービスを温泉旅館で初めて展開してくれています。
温泉旅館としてやり残したこと。
東京発22時の新幹線に乗って、23時半に着く。それから遅い夕ごはん。
翌朝は11時に起きて、風に吹かれてゆっくりブランチ。
朝ビールでもよし、ルームサービスも24時間。
そんな、生活スタイルにも対応してくれる「温泉集落」なのです。
食事は、日本食ダイニングでも、軽井沢キュイジーヌの味わえる洋食レストランでも、カジュアルな村民食堂でも、お好みで選べます。
トンボの湯
湯の華が舞う源泉が流されるトンボの湯。
何時に着いても、何時に発ってもいい「温泉集落」の客室は・・・
谷のせせらぎの傾斜に、森の冷気のシャワーが通り過ぎる設計の離れが20棟。
室内には、ベッドルームのほかに「床座リビング」と呼ぶ、足を投げ出せるリビング。
ごめんなさい。自然を感じて欲しいので、テレビは置いていません。
温泉は、森の中の路地を散歩して「トンボの湯」。あるいは、光と闇の湯船がある幻想的な「メディテーション・バス」へ。
集落には、他にも、ライブラリーカフェ、キッズルーム、東洋のスパ・・・。
「星のや軽井沢」は、リゾートホテルのように気取ったところのない、旅館のような気ぜわしいところもない、豊かな戦後世代のための「温泉集落」を実現しています。そこは、一泊で出て行くような旅館ではなく、かつて文化人たちが軽井沢でそうしたように、しばらく滞在して都会の邪気を払っていくのに相応しいリゾートになることでしょう。
7月20日、オープン。現在予約受付中です。


あかん鶴雅別荘「鄙の座」
北海道阿寒郡阿寒町阿寒湖温泉2-8-1
0154(67)5500
釧路空港から車で約60分、釧路駅から約100分。
一泊二食付き約3万円(税・サービス料込み)~
地図 Yahoo!地図情報
星のや軽井沢
長野県北佐久郡軽井沢町星野
0267(45)6000
長野新幹線軽井沢駅よりタクシー15分。
一泊朝食付き22,050円(消費税込み、サービス料・入湯税別)~
一部ペット同伴可。
地図 Yahoo!地図情報
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