四季味彩の宿 仙台屋 (山形県・月山志津温泉)
霊峰月山の山懐、山菜料理が有名な「西川町」。もとは月山の修験者たちの料理だった山菜料理。春先には雛膳として美しく飾られます。その山菜の本場のブナの森に湧くのが、月山志津温泉。雪を抱く月山を望む静かな温泉です。
古くから修験者を迎えた志津温泉で創業350年を誇るのが、旅館仙台屋。7代目主人の清野さんは「山菜名人」としても知られ、全国からその山菜料理を楽しみにお客様がやってきます。雪融け過ぎる5月。数々の山菜がお膳を彩り、鴨と山菜の相性抜群の山菜鍋(写真)や月山筍(前頁)が大人気です。小さな8代目も迎えてくれる、山菜の本場山形の湯宿へどうぞ。
兜家旅館 (東京都・奥多摩数馬温泉)
東京でも美味しい山菜と旨い地酒の味わえる宿があります。多摩川の支流秋川を遡ったバスの終点「数馬」。その落人伝説の残る里に茅葺兜造りの重厚な姿を構えるのが「兜家旅館」。囲炉裏の炭火で川魚を炙りながら、しみじみ銘酒を呑める湯宿です。
こちらの山菜コースや炭火焼コース(写真)は、季節の山菜から始まり、刺身こんにゃくや蕎麦、やまめの塩焼きなどが愉しめます。「もっと山菜食べたい」という場合には、山菜の天ぷらをオプションで。朝には懐かしい餅つき(15名以上宿泊の場合)でついたお餅も食べられ、懐かしい田舎に帰ったようなお宿です。
コミュニティセンターうまじ (高知県・馬路村)
どうせなら、子供にもうまい山菜料理を食べさせたい。そんなパパ・ママなら「馬路村」。人口1200人の村が開発したゆず商品はじわじわと全国区に。湯上がりに飲む「ごっくん馬路村」は絶品。ガイドも通販で取り寄せ飲んでいます。
そして、山菜料理が食べられるのは、村の人たちの集いの場、コテージ風のコミュニティセンターうまじ。春には山菜づくしの山菜定食。そして、ここのおすすめの「田舎寿司」。高知の郷土料理で、(山菜とはちょっと違うかもしれませんが)筍、みょうが、こんにゃく、アメゴ(夏には鮎)などが、ゆず酢風味の寿司飯にのっかっています。これなら、ちびっこでも大丈夫。山の料理食べて、山の体験して、ファミリーで童心に帰れます!
山菜食べたい!でもどうしても行けない、という忙しいアナタは、仕方ありません。
All About Japanスーパーおすすめショップ大賞にもノミネートされた山菜屋どっとこむさんで、お気に入りをみつけましょう。
ますます、山の宿に行きたくなりますよっ!
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