そして、自慢の食事は、越後の旬の食材で彩られる。米はもちろん越後産コシヒカリ。地酒も充分に愉しめる。
食事は部屋で、わがままを言えば桜庵でも食べさせてくれる。
「こだわりの朝食」は、玉子は好きな調理法で、味噌汁も好きなものを選びたい。
そしてゆめやの心意気!
他の旅館も見習って欲しい「革新性」は、その明朗な料金表に顕れている。
お部屋によって「室料」が定められ、それに「お支度代」と「夕食や朝食代」をプラスする。
食事の有無はもとより、夕食のボリュームも一人ずつ選べる。部屋も選べる。
多くの日本の宿が、部屋や食事の内容は旅館が勝手に決める不透明な一泊二食料金であることを考えると、本当に利用者の立場に立っている宿なのだ。
一泊朝食(片泊まり)というのはよくあるが、ここでは”朝食抜き”でもいい。
遅くまで遠慮なく寝坊できることも、この宿では立派なサービスなのだ。
ただし、ゆめやにはないものが一つだけある。
それは、時計。
夢のような思い出は、誰にも刻まれることなく、
二人の永遠の思い出にして欲しいから。
新潟県岩室温泉 著莪の里 ゆめや
〒933-0104 新潟県西蒲原郡岩室村岩室温泉
Tel.0256-82-5151
Fax.0256-82-5153
http://www.hotel-fujiya.co.jp/yumeya/
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